ジョーダン・ヘンダーソン選手は、FIFAクラブワールドカップのトロフィーを揚げるという今週のミッション達成にむけたチームの決意を述べた。

土曜日にドーハで行われるフラメンゴとの決勝戦に勝つことは、欧州チャンピオンだけでなく世界チャンピオンにもなるという目標を達成するための彼らにとっての必勝命題だ。

そしてキャプテン、ジョーダン・ヘンダーソン選手は、ユルゲン・クロップ監督率いるこのチームがクラブ史上初となる今大会でのタイトルを獲得することによって、アンフィールドの歴史に新たな名前を刻み込むことを熱望している。

「それが私たちがここに来た理由です。」Liverpoolfc.comに対し、ヘンダーソン選手は、決勝で勝利する見込みがあると語った。

「我々は勝ちたいし、週末にそれを成し遂げられることを願っている。週の中盤の準決勝でもそうだったように、また別のタフな相手との対戦になった。厳しい試合になると思うが、しっかり休んで、いい準備をしてまた試合に臨みたい。」

リヴァプールは水曜日、ロベルト・フィルミーノ選手のアディショナルタイムでのゴールが決定打となり2-1でモンテレイ相手に勝利を収めると、劇的な方法で勝ち進んだ。

「難しかった。忍耐力が求められ、さらに、素早くボールを動かし続けなければならなかった。」とヘンダーソン選手は準決勝を振り返った。

「厳しい試合だった。ゴール前のスペースでの相手の守備のプレッシャーがよかったので、それを崩すのが大変だった。でも、自分たちが我慢強くボールを動かし続けたことで、何とか最後に得点を取りきった。」

「いかに忍耐強くプレーし、守備や切り替えに集中するということに終始することになった。ただ、結果的に勝てたということに満足している。」

「もちろん自分たちの改善点はいくつかあるけれど、なにより相手がいいチームだったので厳しい状況だった。そんな中でも勝利を掴めたから、あとは決勝戦に向かっていくだけ。週末の決勝戦ではより良いサッカーをみせられると思う。」

モンテレイとの一戦では、体調不良によるファン ダイク選手の欠場、そしてデヤン・ロヴレン選手、ジョエル・マティプ選手、ファビーニョ選手らの怪我の影響により、本来ミッドフィルダーであるヘンダーソン選手がセンターバックとしてプレーすることを強いられた。

「普段プレーしているミッドフィルダーの感覚とは違った。」とヘンダーソン選手は言う。

「でも、周りにいるたくさんのすばらしい選手の存在が、私をかなり楽にしてくれた。いつもとポジションは違ったけれど、自分ができる最善のプレーをしただけだ。」

「今までセンターバックでプレーした経験はなかった。ボールポゼッションが高かったこともあって、ディフェンスにとって助けになった。ディフェンスラインを維持し続けることがおそらく一番大変だったことかな。」

「とはいえ、終盤に良いプレーができて試合に勝てたことは素直に喜ぶべきことだと思っている。」