今夜のカタールでのフラメンゴ戦に勝利すれば、リヴァプールは127年におよぶクラブの歴史上初めてワールドチャンピオンの称号を手にする。

リヴァプールにとってコパ・リベルタドーレス王者とこの試合は、クラブ世界一をかけた4度目の挑戦だ。1981年、1984年、直近では2005年と、3度にわたりタイトルを逃しており、1981年に至っては今回の対戦であるフラメンゴに敗れている。

一方で、リヴァプールを率いるユルゲン・クロップ監督は、2005年から適応された現行フォーマットでは初めてのドイツ人監督として優勝トロフィーを手にすることになるかもしれない。

これまでクラブ世界一の称号に輝いたのは1976年のデットマール・クラマー監督と2001年のオットマー・ヒッツフェルト監督であり、どちらもバイエルン・ミュンヘンを率いていた。

チェルシーがコリンチャンスに敗れ2012年のタイトルは逃したものの、それ以降の6年間はすべてヨーロッパのクラブが大会制覇を果たしている。2007年にACミランが優勝して以降は、12年間のうち11回も世界一の座に輝いている。

ナビ・ケイタ選手は他大会を含めた直近13試合でチームに6点をもたらしており、そのうち最後の3試合では連続ゴールを決めている。

リヴァプールは、クロップ監督政権下でこれまで237試合を経験し、通算500得点までわずか4点に迫っている。

今季では76分以降に13つのゴールを記録しているが、これまで15得点と最多ゴール数を記録しているのは前半31分からハーフタイムまでの間である。

2019年には、クロップ監督率いるチームは80分以降の時間帯に25ゴールを奪っている。

ジョルジェ・ジェズス監督は6月にフラメンゴの指揮官となり、当時クラブは10試合を終えて首位と8ポイント差のリーグ3位につけていた。最終的に16ポイント差でリーグ優勝を果たしたチームは、38試合中4試合しか落としていない。

ジェズス監督は対リヴァプール戦を2度経験している。ベンフィカを指揮していた頃、2010年のヨーロッパリーグ準々決勝のリスボンで2-1で勝利したホーム戦と4-1で敗れたアンフィールドでのアウェイ戦の2試合である。

フラメンゴはクラブ2度目のコパ・リベルタドーレス優勝を果たし今回のクラブワールドカップへの出場を果たした。38年ぶりの出場であり、リマでの決勝戦でリーベル・プレートに2-1で逆転勝利をおさめて掴んだ切符だった。

2005年以降14大会の決勝で両チームが得点を決めたのはわずかに4試合となっている。