マッチレポート:マネ選手のゴールでウルヴスに勝利し、首位としてのリードを維持
接戦となった日曜のアンフィールドでのウォルヴァーハンプトン・ワンダラーズ戦を勝ちきり、リヴァプールはリーグトップとしての13ポイントのリードを守った。
42分、アダム・ララーナ選手のアシストからサディオ・マネ選手がネットを揺らした。ララーナ選手のハンドという主張がなされたが、VAR確認でノーハンドの判定。マネ選手のゴールが認められた。
ウルヴスは同点に追いつくチャンスがあった。前半アディショナルタイムに、ペドロ・ネト選手がゴールを決めるも、オフサイドの旗が上がり、ノーゴールとなった。
後半にも両チームに得点の機会があった。ルベン・ビナーグレ選手がアディショナルタイムにリヴァプールゴールを脅かすものの、ホームチームは失点を防ぎきり勝利を手にした。
この勝利によりリヴァプールは2位と13ポイント差を維持している。後を追うレスター・シティやマンチェスター・シティより1試合少ない試合数にもかかわらずだ。
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リヴァプールはボクシングデーのレスター戦からわずか1名のメンバー変更でこの試合に臨んだ。ナビ・ケイタ選手の代わりにララーナ選手が先発メンバーに入り、筋肉の張りで欠場したジェルダン・シャチリ選手に代わりハーヴィー・エリオット選手がベンチ入りした。
前半
FIFAクラブワールドカップを制してから初めてのホーム戦であり、レッズは「2019ワールドチャンピオン」と刺繍されたエンブレムを胸に試合に臨んだ。
タイトルレースのライバル達より1試合多く残っている状況で既に多くのリードを得ているリヴァプール。13点のリードを守りきるという決意はアンフィールドのファンの熱気からも感じられた。
キックオフ直後には、トレント・アレクサンダー=アーノルド選手がシュート狙うも相手ディフェンダーに阻まれる。その後、再びファーサイドでボールを得たアレクサンダー・アーノルド選手がサラー選手へパスを出すが、サラー選手のシュートは枠を外れる。
15分には、コーナーキックに反応したジョルジニオ・ワイナルドゥム選手がペナルティーエリア内からゴールを狙うもゴール上に抜け得点とはならず。
続いて、フィルジル・ファンダイク選手の深いところへのロングパスにマネ選手がヘディングで合わせる。ペナルティーエリアライン上のサラー選手が正面からダイレクトでシュートを放つがウルヴス守護神ルイ・パトリシオ選手がキャッチする。
その後もマネ選手がシュートを放つもライアン・ベネット選手が伸ばした足でボールの軌道を変え、クリアに成功する。ロバートソン選手のコーナーキックに合わせたフィルミーノ選手のヘディングもゴールとはならず、リヴァプールは決定機を逃し続ける。
しかしながら、前半終了まで3分を切ったところで均衡が破れる。
ファンダイク選手からのパスをララーナ選手が肩でつなぎ、マネ選手のゴールを演出する。ララーナ選手のプレーに対してハンドだとの主張があったものの、VARチェックの末、アントニー・テイラー主審がノーハンドの判定を下し、リヴァプールの先制点が認められた。
直後にもVAR判定が用いられた。前半アディショナルタイムにネト選手が同点弾となるゴールを決めるものの、VARでの確認により、ジョニー・カストロ選手に対するオフサイドが認められウルヴスの得点は取り消される。
後半
アウェーチームのウルヴスは後半開始直後から攻撃的なプレーをみせるが、相手チームを脅かしたのはリヴァプールだった。しかし、コーナーからのワイナルドゥム選手のヘディングはマックス・キルマン選手に阻まれる。
ペナルティエリアの角からゴールを狙ったフィルミーノ選手のシュートも枠を捉えられず。その後、ユルゲン・クロップ監督はララーナ選手に代えてケイタ選手を投入する。
ファンダイク選手からボールを奪ったディエゴ・ジョタ選手がリヴァプールゴールに詰め寄る。ウルヴスにとって絶好のチャンスではあったが、シュートはリヴァプール守護神のアリソン・ベッカー選手にはじき出される。
途中交代で入ったラーウル・ヒメネス選手もリヴァプールを苦しめる。試合時間残り8分というところでボールを持ちシュートを放つが、ゴメス選手のチャレンジによりクリアされる。
ウルヴスが同点ゴールを目指し猛攻を仕掛けるなか、ジェームズ・ミルナー選手とディヴォック・オリギ選手も途中交代でピッチに加わる。
後半アディショナルタイムにビナーグレ選手が抜け出し単独でゴールに迫る。しかし、左サイドの難しい角度からのシュートはポストのそばをかすめるも枠内を捉えられず。ウルヴズが再びコーナーを得るがファンダイク選手がヘディングでクリアしフルタイム。逃げ切ったリヴァプールが勝ち点3を獲得し年内最後の試合を終えた。