南野拓実選手がエヴァートン戦でセンターフォワードの位置に配置されたのは、リヴァプールでのデビュー戦でこの新契約選手を自然体でプレイさせたいというユルゲン・クロップ監督の願望によるものだった

この日本代表選手は勝利を収めた日曜日のFAカップ3回戦、マージーサイド・ダービーで70分間出場し、印象に残るプレイを披露した。

そして、そのトップの位置で出場した南野選手のパフォーマンスを「並外れていた」と評したクロップ監督は、この24歳には他のポジションでもプレイできる資質があると話した。

「トップが南野に合っていると考えたからそのポジションでプレイさせた。何よりもまず、特にボールに対するディフェンスセンス、それが南野にある才能だ」と監督は述べた。

「1年前はそのポジションでプレイしていた。今シーズンではなく昨シーズン、ザルツブルクにいたころだ。何試合か観ていて、ザルツブルクは多くをダイヤモンド型(のフォーメーション)で戦っていたね。南野は10番の位置でプレイすることが最も多かった。セカンドストライカーとしてもプレイできるし、他にも日本代表では9番としてプレイしているしウイングもできる」

「だが守備面から言うと南野にはトップの位置が最も適していると思う。作戦が書かれているプレイブックのような(中盤での)役割は彼に与えたくないと考えている」

「南野は実際にうまくディフェンスできていたが、そこ(トップ)だけが彼のプレイできるポジションではないよ。4-4-2の両ウイングでも、セカンドストライカーでもできたし、日本代表ではストライカーとしても。彼にできることはたくさんあるし、デビュー戦も気に入ったよ」

「完全に新しいチームでの試合だった。サディオ(のようにプレーを合わせてくれる選手)は出場していなかったし、ボールを持った選手は自分だけで何かしようしていたからね。けれども、そうした完全に新しいチームにおいて南野のチームワーク(を重視したプレイ)を試合中に見ることができた。素晴らしいパフォーマンスだった」

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