失意と自信双方の感情を活かしながら、ロベルト・フィルミーノ選手は、プレミアリーグでのリヴァプールの首位独走に貢献している。

昨シーズン、計97ポイントを獲得したもののマンチェスター・シティに1ポイント及ばずタイトルを逃したレッズ。しかし、直後の今季では、フィルミーノ選手とリヴァプールのメンバーたちはこれまで引き分け1試合を除いてすべての試合で勝利を手にしている。

先週土曜日にトットナム・ホットスパー・スタジアムで行われた試合では、このブラジル人選手の技ありのゴールにより勝利をあげると、リーグ無敗記録を38試合に延ばし、さらには2位との勝ち点差を14ポイントに広げた。

この目覚ましい連勝をとおしてチームは自信をつけてきているが、選手たちはひとつの負けも許されないということ認識しているとフィルミーノ選手は述べた。

「昨シーズンもリーグで勝ち点を積み重ねたにも関わらず優勝することができなかった。チームは本当にショックを受けていた」

背番号9はこのようにPremier League Productionsに話している。

「今シーズンも優勝のチャンスは十分にある。私たちの手の中にあると言ってもいいだろう。優勝という目標にしっかり目を向けつつ勝利のメンタリティーも持ち、全力で取り組んで勢いを維持し続ける必要がある」

「私たちは試合を重ねるごとに成長し、シーズン終了までチャンピオンになるための強いメンタリティーを持ち続ける。私たちが最後にどの順位になっているかは、これからわかるだろう」

「もちろん、今シーズンはこれまで以上に自信がある。私たちはすべての試合で勝利し続けているし、試合を重ねるごとに自信も得ている。私たちはこの勢いを続けなければならない」

ユルゲン・クロップ監督は、先月のバロンドールランキングで17位に選ばれたフィルミーノ選手を“スーパーだった”と称え、トットナム戦の後に再び彼への感謝を示した。

クロップ監督がリヴァプールの指揮官になって以降、監督と選手の絆は強い。さらに、2019年にチャンピオンズリーグとUEFAスーパーカップ、そしてFIFAクラブワールドカップを制したこのチームにおいて、フィルミーノ選手は現時点で75ゴールを記録している。

クロップ監督が彼の試合に与えた影響について聞かれたフィルミーノ選手は、次のように答えている。「影響は大きいよ。僕はドイツでドルトムントと試合をした時から彼を知っている」

「もちろん、彼がリヴァプールの監督になると知ったときは、うれしかったよ。彼はドイツ人で、僕もドイツでプレーしたことがある。だから、少しだけドイツ人のメンタリティーを理解している」

「彼はあらゆる方法で、戦術的、精神的にこのクラブを大きく変えた。今の私たちがあるのは、ただ彼の存在だけではなく、彼が私たちの成長の大部分に関わってくれたからだ。だから、彼の下でプレーできてとてもうれしい。彼は素晴らしいコーチだよ」