アリソン・ベッカー選手はロベルト・フィルミーノ選手との深い関係性について述べるとともに、このNo.9とともにプレーできることへの感謝を表した。

2018年夏にASローマからリヴァプールへの移籍が間近に迫っていたとき、フィルミーノ選手の助言はまさにこのゴールキーパーが求めていたものだった。

そしてアリソン選手がマージーサイドへとやってきてからは、このブラジル人コンビのきずなはピッチの内外でさらに強まっていった。

アリソン選手はPremier League Productionsにこう語った。

「ボビーとプレーできて嬉しいよ。彼がセレソンにいたころから知っていたし、当時の彼のインパクトも知っている。私より先にブラジル代表にいたんだ」

「それから代表チームでチームメイトになり、代表招集の際には試合中でも、試合に向けた準備においてもたくさん交流するようになった」

「リヴァプールに来ることができるチャンスが巡ってきたとき、フィルミーノは私の選択にとても大きな影響を与えた。彼はリヴァプールがいいクラブだと教えてくれたし、クラブ内の実際の様子も教えてくれた。実際に来てみてそれらが本当だとわかったよ」

「家族間でも親しくやっているよ。とてもいいことだ。彼と私は似ている。どこかのんきなやつだし、私よりもずっとシャイかもしれない」

「光栄だ。私たちの間柄を定義する言葉こそ「光栄」だ。彼と一緒にプレイできて光栄だよ」

21試合を終え2位に14ポイント差をつけ、記録的な2019-20シーズンを突き進むリヴァプールにとって、この2人組はキープレイヤーとなっている。

アリソン選手はそのような記録の要因はメルウッドでのトレーニングのレベルや、ユルゲン・クロップ監督下のチームメンバーで共有されているメンタリティにあると見ている。

「多くのハードワークのおかげだ」とこの27歳のプレイヤーは推察する。「我々はメンタル的にも非常に強いチームだ」

「多くの試合をこなしながらであっても、この高いレベルを維持することが重要だ」

「我々のチームは質的にも量的にも非常に優れている。だから誰かが抜けたり、誰かが新しく入ってきたりしたとしてもチームのレベルは変わらない」

「このことはフットボールにおいて何かを成し遂げたいチームにとって重要なことだし、我々の助けにもなっている」

彼は次のように続ける。

「我々は長い間一緒に過ごしてきたチームで、シーズンを追うごとにレベルは向上し、良くなっている」

「昨シーズンでもすでに多くの勝利を得ていたが、今季と昨季の違いは一貫性の有無だ。一貫した攻撃と守備、さらにはメンタルにおいてもそうだ」

「我々には勝者のメンタリティがある。私たちは常に次の試合のことを考えているし、浮き足立つことなく、常に地に足をつけているよ」

「我々はそのとき手が届くことにフォーカスを当てているし、勝利という結果とともにピッチを後にすることができるようにできる限りのことは全てしている。これが今シーズンの素晴らしい結果に繋がっている」