ユルゲン・クロップ監督が示した南野拓実選手への信頼性の高さを受けて、この日本代表選手は、ピッチの上で良いパフォーマンスをすることで監督の気持ちに応えたいという強い意気込みを示した。

木曜日に行われたウォルヴァーハンプトン・ワンダラーズとの試合において、わずか30分ほどで負傷交代を強いられたサディオ・マネ選手に代わりピッチへと入った南野選手。思わぬかたちでのプレミアリーグデビューとなった。

今月初旬にザルツブルクから移籍して以降2度目の試合出場となり、背番号18は自身のレベルアップに熱心だった。

「監督から自分への信頼は感じている。だからこそ、本当にそれに応えていきたい」

ウルヴス戦での勝利のあと、南野選手はこのように話している。

「個人的には、ウルヴス戦での自身のパフォーマンスには満足していない。だから、自分を応援してくれる人々の期待に応えられるようにしたい」

「精神面では試合に出る準備はできていた。そして、いかにスムーズにチームに順応し試合に入っていくかだけを考えていた」

「プレッシャーは感じない。どれほどの期待をかけられているのかはわからないところもあるが、自分は失うものは何もないと思っている」

これまでの2試合での出場を通して、南野選手の適応力の高さが示されている。そして、彼の移籍完了直後からクロップ監督がその能力を歓迎している。

レッズとしてのデビュー戦となったFAカップの対エヴァートン戦では、この25歳の選手はセンターフォワードの位置でプレーし、ウルヴス戦ではまず左サイドに入り、その後右サイドへと移った。

「自分は両サイドでプレーできる。ただ、それよりも、サイドバックの選手とどうやって連携していくかが重要だ」と南野選手は続けた。

「選手同士で上手く理解しあっていけば、より良いプレーができると確信している」

「自分が交代で入ってからウルヴスが同点弾を決めた。だから、自分ができるあらゆる方法で決勝ゴールに貢献しようと必死だった」

「チームが2点目を決めてからは、シンプルにプレーすることとしっかりと守備の役割も果たすことを意識していた」