火曜日の夜にアンフィールドで行われたFAカップ4回戦再試合では、若い選手たちで試合に臨んだリヴァプールがシュルーズベリー・タウンから1-0の勝利を挙げた。

リーグ1に所属するシュルーズベリーのロショーン・ウィリアムズ選手による不運なオウンゴールで後半75分にリードを得たレッズは、その点差を守り切り最終的にマージーサイドでの勝利を手にした。

シュルーズベリーのショーン・ホエーリー選手が先制点を決めたものの、デイヴィッド・エドワーズ選手のシュートをクィービーン・ケレハー選手が防いだ際に彼がオフサイドポジションにいたとしてVARによって取り消しされた。

それにもかかわらず、リヴァプールの若き選手らは彼らにとって大事なチャンスをものにし、来月にスタンフォード・ブリッジで行われるチェルシーとの5回戦へと駒を進めた。

リヴァプールU23のニール・クリッチリー監督が指揮をとり、平均年齢19歳と109日のラインナップで試合を迎えた。これはクラブ史上最年少のイレブンだ。

同時に、19歳5日のカーティス・ジョーンズ選手がクラブ史上最年少の若さでキャプテンを務めた。

リヴァプールら北イングランドの都市をつなぐ高速道路で発生した事故が一部のサポーターの移動に支障をきたしたことでキックオフが15分後ろ倒しとなったが、この試合のチケットは完売し総勢52,399名のファンが観戦に訪れた。

そして、試合の立ち上がりでは、ホームチームの若手選手たちが、エネルギッシュで自信に溢れたプレーで試合を進めた。

しかしながら、ジョーンズ選手が25分にフリーキックから巻いたシュートを打つまでは、シュルーズベリーGKのマックス・オレアリー選手は自陣ゴールでピンチを迎えることはなかった。

その直後にアダム・ルイス選手が左足で放ったシュートは、レッズの選手に囲まれながらも相手キーパーがパンチングに成功し、惜しくもゴールとはならなかった。 

34分には、逆サイドにいたハーヴェイ・エリオット選手からロングパスをうまくコントロールしたネコ・ウィリアムス選手が、ペナルティーエリアまで持ち込み低いシュートを打ったものの、ファーポストの僅か横に外れた。

レイトン・クラークソン選手がロングボールを相手の裏のスペースに蹴り、さらに良いチャンスを作り出す。しかし、スコット・ゴルボーン選手のブロックによって阻まれた。

ウィリアムス選手は後半開始直後に再び相手ゴールを脅かす。今回はショートコーナーからファーサイドにきたボールをシュート打ったが、ボールはバーの上を通過した。

この夜の試合でのキャプテンも52分にオレアリー選手に距離を詰められた状態からシュートを打ったが、このキーパーの素晴らしく印象的なセーブによってゴールを決めることができなかった。

再びきっかけを作ったのはウィリアムス選手だった。今度はフリーで流れてきたボールをインサイドで下隅に流し込もうとするも、ゴールキーパーの伸ばした足によって阻まれた。

ケレハー選手がエドワード選手のシュートをセーブした後の57分、ホエーリー選手が至近距離からゴールを決めシュルーズベリーが先制したかに思えた。

 

しかし、VARによるオフサイドの判定でゴールは取り消された。

 

途中交代で入ったダニエル・ウドゥ選手がニアポストに低くて早いシュートを打つなど、シュルーズベリーが勢いづいてきたものの、彼のシュートはわずか横に外れた。リヴァプールもエリオット選手がニアサイドに走り込んでクロスに合わせたが、ボールにうまくミートできず。

 

15分間一進一退の状況が続いたのち、ようやくゴールが生まれた。ウィリアムス選手がコーナーからのボールをクリアするために、ボールを大きく相手の裏のスペースに蹴る。それをロショーン選手がヘディングでボールをキーパーに返そうとするが、ボールはオレアリー選手とエリオット選手を超えて、ゴールに吸い込まれた。

 

これが決勝点となり、リヴァプールはFAカップ5回戦チェルシーとスタンフォード・ブリッジで対戦することが決定した。