ジョーダン・ヘンダーソン選手が今季あらゆるタイトルを取っているリヴァプールのキャプテンへと成長を遂げたことについて、元リヴァプールの選手だったリッキー・ランバート氏は驚いていないようだ。

サウサンプトンで5年間ゴールを挙げ続けた後、ランバート氏はリヴァプールに加入。彼らは2014-15シーズンの1年間、アンフィールドで一緒にプレーした仲間だった。

翌シーズンに正式にキャプテンとなる前に、ヘンダーソン選手は2014-15シーズンの9月よりレッズの副キャプテンを任された。

彼の才能と献身性はランバート氏に大きな印象を与えた。それは、リヴァプールが6度目のチャンピオンズリーグ優勝を成し遂げた、昨年6月のマドリードでのシーンである。とりわけ感動的なものだった。

「素晴らしい、素敵な選手だ。私はヘンダーソンのプレ―が大好きだ。彼は本当にプロフェッショナルだ」とランバート氏はLiverpoolfc.comに語った。

「私はいつもジョーダンの大ファンだ。彼のプレ―を最初に見た時から彼のテクニック、メンタル、フィジカルは本当に優れていた」

「スティーヴン・ジェラード元キャプテンの後を引き継ぐのは少し難しいように見えたが、彼はうまくチームを引っ張っていると思う。彼は目立たないようにしていた時もあったが、より良く、より強く、そしてより強い意思を持った選手へと成長した」

「彼がチャンピオンズリーグのトロフィーを揚げているのを見た時、私の心にややこみあげてくるものがあった。アダム・ララーナが彼のもとへ行き抱きしめているシーンを見た時も、私は彼がどのようなことを経験しているか知っていたこともあり感動的だった」

「私がリヴァプールに在籍していた時、ララーナはもちろんヘンダーソンともとてもいい関係を築いていた。彼らの活躍、特にヘンダーソンがトロフィーを揚げているシーンを見た時、信じられない気持ちだった」

キエフでのチャンピオンズリーグ決勝でリヴァプールがレアルマドリードに敗戦した時同様、ワンダ・メトロポリターノスタジアムでリヴァプールがトロフィーを前にした2度目の挑戦に臨んだ時もランバート氏はスタンドで試合を観ていた。

彼らのヨーロッパチャンピオンとして凱旋パレードのために急いでリヴァプールに帰る前にも、ランバート氏は2-0でのトットナム・ホットスパーズに勝利したレッズの功績を称えていた。

「マドリードでの試合は本当に安心した。勝たなくていけないプレッシャーが私たちにはあった。スコアが1-0だった時、両チームともあまり良いプレー内容ではなかったと感じた。しかし、我々の方がよりプロフェッショナルなプレーをし、やるべきことをやっていた。そして、みんなが知っているように、オリギが交代で出場しゴールを決めた」と彼は振り返った。

「その時にようやく祝福することができた。すでに歌いながら祝福していたが、リヴァプールが6度目のヨーロッパ王者に輝くことになると知っていたため、オリギが得点した瞬間に心から喜ぶことができた」

「試合後、私は何とか早めの航空券を手に入れてリヴァプールに戻り、1時間だけ睡眠をとり彼らのパレードを見た。ストランドにいたよ。その日は感動的な一日だった」