サディオ・マネ選手のアフリカ最優秀選手への道のりは、彼の故郷バンバリの人々の応援によって支えられていた。

チャンピオンズリーグ、UEFAスーパーカップ、FIFAクラブワールドカップ、プレミアリーグゴールデンブーツなどのタイトルを獲得した輝かしい年を経て、リヴァプールのこのフォワードは先月、2019年のアフリカ年間最優秀選手賞を受賞した

しかし、彼の家族や友人、そして母国セネガルのファンの支えがなければ、彼はこのような多くの功績を残せなかっただろう。

「彼らの存在、そして彼らがどれほど私の心の支えになっていたかを言葉にするのは難しい」と彼はLiverpoolfc.comに語った。「彼らはいつも私の背中を押してくれる」

「こうした人々の応援を受けた時、彼らが誇れるように一所懸命取り組もうという気持ちになる。なぜなら、それが彼らにとって唯一満足できる結果だと思うから。私は彼らに恩返しをしなければならない」

「この賞は私の村にとって何か特別なものだと思う。なぜなら、私たちの村には素晴らしい選手がたくさんいるが、成功している選手はいないからだ」

「私がフランスへ行き2部のリーグでプレーしていた時、村には私の試合を観るテレビチャンネルすらなかった。だから、彼らが私の試合を初めて観たとき、皆とても興奮していたよ」

「彼らは私が今のようなレベルでプレーできることを毎日祈ってくれていた。彼らはそれを誇らしく思うからだ。物事がどのように進んでも、私自身のモチベーションも上がって、村のみんなもより高いレベルでプレーする自分を見て喜んでくれるのであれば、彼らが誇れるように私は自分自身を犠牲にしなければいけないと思う。」

同じく最終候補に残っていたモハメド・サラー選手とアルジェリアのリヤド・マフレズ選手をかわし、エジプトで行われた式典でこの名誉ある個人賞を獲得した際、マネ選手はこうした自身の生涯を通じての抱負を改めていだいた。

しかし、レッズの10番はこのような偉業を達成できたのはリヴァプールのチームメイトのおかげであることも認めている。

「夢は叶うと思う。私が子供だった頃、最高の選手になることを夢見ていた。そして今年、この賞を手にすることができた。とても幸せに感じている」と27歳の選手は続けて語った。

「もちろん、チームのために、とりわけチームがもっと勝てるようにまた良いプレーをすることを楽しみにしている」

「特に、リヴァプールという世界でも非常に大きなクラブでプレーしていることで、チームとしてたくさんのタイトルを獲得することができ、それがこのような名誉な個人賞を受賞できる機会につながっている」

「確かに、この賞を獲得するには良いプレーをしなければならない。私がこの賞に値するプレーをしているかはわからないが、これからもチーム、そしてクラブのために一所懸命プレーするよ」