ユルゲン・クロップ監督は、久しぶりのアンフィールドでの今夜の試合で"反撃の狼煙をあげる"ことを楽しみにしている。

レッズのプレミアリーグタイトルをかけた戦いが月曜日のウェスト・ハム・ユナイテッド戦から再び始まる。クロップ監督率いるチームには滅多にない敗戦を喫してからの試合となる。

火曜日にエスタディオ・メトロポリターノで行われたアトレティコ・マドリードとの一戦に1-0で敗れ、チャンピオンズリーグ上位進出は不透明な状態だ。しかし、今晩のホームチームのドレッシングルームでは国内のリーグ戦について、そしていかに連勝街道へ戻るかということに焦点が当てられるだろう。

クロップ監督はオフィシャルマッチデープログラムのコラムで「シーズン途中の中断期間やプレミアリーグやチャンピオンズリーグでのアウェイゲームが続いたため、トップチームがアンフィールドに帰ってくるのは久しぶりだ」と記した。

「戻って来ることができたことは素晴らしいとしか言いようがない。2つの対照的な結果の後にここにやってきた。1点差でのノリッジ戦の勝利、それとまったく同じ点差でのマドリードでの敗戦だ」

「多くの意味で、これら両方の試合とその結果は、何かを達成したいならば、いかにハードワークを続けなければならないかを示している。負けた試合でも内容が悪かったとは特に感じていない。相手よりも良くプレイしていた時間もあった」

「しかし現在の我々のレベルだと、試合は接戦になりより競争的なものになるだろう。ドレッシングルームにいるときに望んでいるような結果と、それとは真逆の結果は紙一重なのだ」

「先週の火曜日のマドリードでの試合への臨み方や対応を非難することはできなかった。我々のパフォーマンは本当に良いものだったし、そのことは選手たちにも伝えた」

「先週の試合のせいで障害になるようなものは何もない。先週のゲームは別の視点から見なければならない。反撃の狼煙をあげるときだ。才能溢れる相手が我々のホームに乗り込んできて、勝利と共に去りたいと思っているだろう」

「モチベーションは十分だ。そのモチベーションを試合にうまく活かすことができれば嬉しい。当たり前だが、ベストを尽くさなければならない」

監督はリヴァプールのファンたちが今夜アンフィールドに戻ってくることの重要性についても述べた。次のように続けている。

「今夜の試合で重要なことは我々についている貴重な戦力、つまりアンフィールドの観客によるサポートだ。月曜日の試合で、しかも照明がつくナイトゲームだ。前回ここに集ってからは久しく、とても渇望しているよ」

「最も重要なのはサポーターの存在がいかに必要なものかを認識することだ。サポーターは大きな役割を果たしており、現在の我々の基盤にもなっている。今は、選手のように、大事な時期の試合だ。アンフィールドの準備は整っている。そこで彼らサポーターと選手たちがこれまで成し遂げてきたように、想像しうる最高のレベルを魅せるだろう」

「今夜はシーズン終了時に何かを成し遂げるべくこれまでやってきたことを示すいい機会になるだろう。やらなければいけない多くのことがあることはしっかりと認識している。次戦に良い影響をもたらし、インパクトも残せるだろう」

「それゆえにピッチに立つリヴァプールを愛する人は皆、試合に自らの持つすべてを注ぐはずだ」