リヴァプールは火曜日の夜に行われたチェルシー戦に2-0で敗れ、FAカップ5回戦での敗退が決まった。

前半13分、ウィリアン選手がエリア外から右足を振り抜くと、アドリアン選手はそのシュートを抑えることができずブルーズに先制点を許してしまう。

ロス・バークリー選手が後半も中盤に差し掛かったところで長い距離を持ち込んだカウンターからのシュートで2点目を決め、レッズの2019-2020シーズンのFAカップでの戦いに幕を下ろした。

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リヴァプールは土曜日のワトフォード戦の先発メンバーからフィルジル・ファン ダイク選手、アンドリュー・ロバートソン選手、ファビーニョ選手、サディオ・マネ選手以外の7選手を入れ替えた。

ディフェンスラインにはジョー・ゴメス選手が怪我から復帰し、他にもディヴォック・オリギ選手、アダム・ララーナ選手、南野拓実選手、さらにはカーティス・ジョーンズ選手、ネコ・ウィリアムズ選手が先発を果たした。

試合内容

リヴァプールは週末のワトフォードでの試合からの軌道修正を図ろうとウェスト・ロンドンでの試合に臨んだ。

レッズはこの試合でも試合の入りは完璧だった。ララーナ選手がボールを中に送ると、中央でそれをコントロールしたマネ選手がシュートを放った。前半3分のシュートはケパ・アリサバラガ選手によって弾かれてしまった。

対するチェルシーは、ウィリアムズ選手の決定的なディフェンスでペドロ選手がシュートを放つのを防いだ。これで与えたコーナーキックからセサル・アスピリクエタ選手が頭でそらすも僅かに枠を外れた。

その後、バークリー選手が遠目から強烈なシュートを放つもアドリアン選手が両手で弾いた。

前半12分、ホーム側が決定機を演出する。ゴール前中央に送られたボールがウィリアン選手に渡る。ウィリアン選手はボックス内から強いシュートでゴールを狙うもアドリアン選手の好セーブに阻まれた。

しかしながらその1分後に試合が動く。チェルシーの10番がエリア外からうったシュートをゴールキーパーは抑えることができず、ホームチームが守備を打開することに成功する。

チェルシーはマルコス・アロンソ選手の直接フリーキックでリードを広げかけたが、ボールはクロスバーをかすめて上へと流れていった。

その後前半20分には、リヴァプールは相手ゴール前の混戦からゴールを狙い、その中でマネ選手が至近距離からシュートをうつもケパ選手のセーブにあった。そのこぼれ球をオリギ選手とジョーンズ選手がエリア内で立て続けに狙うもゴールとはならなかった。

マネ選手のシュートはチェルシーのディフェンス陣が阻止し、その後のリバウンドを拾ったウィリアムズ選手のシュートは枠を外れてしまった。それでもリヴァプールは前への圧力をかけ続けた。

それでもフランク・ランパード監督が率いる選手たちはハーフタイムまでそのアドバンテージを守った。しかしエンドが変わった後半の立ち上がりは前半の終盤と同じようにアウェイ側がプレッシャーをかける展開になった。

60分過ぎ、マウント選手のフリーキックはアリソン選手の守るゴールのクロスバーを越えた。

しかしながら、チェルシーはポゼッションを高めると、64分にはバークリー選手がカウンターアタックから中央を持ち上がり、最後はボックス外からの鋭いドライブシュートでアドリアン選手との勝負を制した。

ペドロ選手は3-0にするチャンスを逃した。ハーフウェイライン付近からドリブルで駆け上がりシュートを放つが、レッズのキーパーが足で弾いた。

試合残り20分になったところでミルナー選手とフィルミーノ選手がそれぞれオリギ選手とジョーンズ選手に代わって投入された。オリヴィエ・ジルー選手の放ったシュートをアドリアン選手が決死のセーブで防ぎ、さらなる失点を阻止したところで試合はラスト15分に突入した。

フィルミーノ選手がコーナーキックをヘディングで合わせるも枠を外れ、レッズは得点を見出すことができなかった。結局チェルシーに敗れ、レッズの大会敗退が決定した。