10月のリヴァプールはザルツブルクに4-3で勝利し、チャンピオンズリーグタイトル防衛に弾みをつけた。

グループEの開幕戦でナポリに敗戦したレッズは第2戦でジョゼ・マーシュ監督率いるチームと対戦した。試合はレッズが3点のリードを奪うも、南野拓実選手のゴールで勢いづいたザルツブルクが後半に試合を振り出しに戻した。

しかし、モハメド・サラー選手がリヴァプールファンの前で落ち着いたゴールを決め、アンフィールドでの欧州レベルの試合100試合目を勝ち点3で飾った。

その3日後、本拠地ではさらなるドラマが待っていた。後半アディショナルタイムのジェームズ・ミルナー選手のPKでレスター・シティを破り、今季プレミアリーグ開幕から8連勝を決めた。

ユルゲン・クロップ監督がリヴァプール指揮官就任4周年をむかえたこの試合では、サディオ・マネ選手がリヴァプールでの通算50ゴール目を決めて2-1での勝利に貢献した。

シーズン2度目の国際Aマッチ期間を終えた後、レッズはマンチェスター・ユナイテッドに1-1で引き分けた。これは2019-20シーズンのプレミアリーグで初めて勝ち点を取りこぼした試合となった。

アダム・ララーナ選手の同点弾によりレッズはオールド・トラッフォードでの価値ある勝ち点1をもぎ取った。その後のチャンピオンズリーグではアレックス・オックスレイド=チェンバレン選手が主役となる。背番号15は4-1で勝利したヘンクとの一戦で右足アウトサイドでのシュートを含む2得点をあげる活躍を見せた。

この試合の前にはリヴァプールから7選手がバロンドールの候補者30名に選出されていた。また、アリソン・ベッカー選手はGKを対象として創設されたばかりのヤシン・トロフィーも獲得した。

プレミアリーグに話を戻すと、クロップ監督のチームは連勝街道へと復帰しようとしていた。トッテナム・ホットスパーのハリー・ケイン選手に先制を許すも、ジョーダン・ヘンダーソン選手のゴールで同点に追いつく。そして後半にはサラー選手が逆転弾を決めてスパーズ相手に2-1の逆転勝利を収めた。サラー選手にとってはこれがアンフィールドでの50ゴール目となり、わずか58試合での達成となった。

10月は、月が始まったときと同じように幕を閉じることとなる。アンフィールドは波乱に満ちていた。

5人の選手がトップチームデビューを飾ったカラバオ・カップのアーセナル戦は、5-5の打ち合いの末にPK戦でガナーズを破った。

クィービーン・ケレハー選手がダニ・セバージョス選手のPKをストップし、カーティス・ジョーンズ選手がファンの目の前のゴールに落ち着いてPKを決めた。

10月には他にも、ジョエル・マティプ選手と新たに長期契約を結び、ヴィトール ・マトス氏がリヴァプールのエリート育成コーチに就任した。

スタンダードチャータード月間最優秀選手:アレックス・オックスレイド=チェンバレン選手

ゴール・オブ・ザ・マンス:ヘンク戦でのアレックス・オックスレイド=チェンバレン選手