レッズの11月はヴィラ・パークでの終了間際の劇的なドラマから始まった。

今シーズンのプレミアリーグ第11節はアストン・ヴィラを87分間追う展開となった。しかしリヴァプールは巻き返しに成功し、見事2-1での勝利を手にした。

サディオ・マネ選手がその勝利の中心にいた。背番号10は完璧なクロスを供給すると、アンドリュー・ロバートソン選手がドンピシャのヘディングを決めた。後半アディショナルタイム4分にはトレント・アレクサンダー=アーノルド選手のコーナーキックに身をかがめながら合わせた。

これで今季リーグ戦10勝目となり、2位につけるマンチェスター・シティとの頂上決戦を前に6ポイント差をつけて首位に立った。

またトレント・アレクサンダー=アーノルド選手はクラブ史上4番目の若さで100試合出場を達成した。

ペップ・グアルディオラ監督のチームをアンフィールドに迎える前に、チャンピオンズリーグの試合が行われた。本拠地での試合はジョルジニオ・ワイナルドゥム選手とアレックス・オックスレイド=チェンバレン選手のゴールでヘンクを退け、グループEで3連勝を決めた。

シティに注目が向けられていたが、リヴァプールは期待通り2位につけるライバルを相手に素晴らしい結果を残した。

ファビーニョ選手のロングシュートに加えて、モハメド・サラー選手が相手チームを突き放し、ユルゲン・クロップ監督サイドが2点のリードを奪う。

後半の立ち上がりにもマネ選手の追加点でリードを広げ、反撃はベルナルド・シウバ選手の1点に抑えた。

11月の国際Aマッチデーの後にリヴァプールのシーズンはセルハースト・パークで再開した。そしてこの試合で勝ち点3を得るまでには3週間前のバーミンガムでの試合同様のドラマが待っていた。

マネ選手のゴールで先制するも、82分にウィルフレッド・ザハ選手のゴールで同点に追いつかれ、クリスタル・パレスと引き分けに終わるかに思われた。

だが、ロベルト・フィルミーノ選手がそのわずか3分後に決勝弾を決めることになった。

アンフィールドでデヤン・ロヴレン選手の同点ゴールでナポリと1-1とした。この試合でファビーニョ選手が足首の怪我を負い、1月中旬までの離脱を余儀なくされた。この結果、グループリーグ第6節のザルツブルク戦で引き分け以上ならチャンピオンズリーグ16強進出ということになった。

この月はプレミアリーグでさらなる2-1の勝利で締めくくることとなった。フィルジル・ファン・ダイク選手のヘディングゴールがブライトン&ホーヴ・アルビオン戦の勝利を決定づけた。

リヴァプールは試合時間残り12分のところでアリソン・ベッカー選手を退場で失い、ルイス・ダンク選手のゴールで1点差に迫られる。しかしこのまま逃げ切りの成功し、2位に11ポイント差をつけることに成功した。

11月は他にも、クロップ監督が「フットボールの監督業における歴史的な偉業」により、イングランド・リーグ監督協会(LMA)の殿堂入りを果たした。

スタンダードチャータード月間最優秀選手:サディオ・マネ選手

ゴール・オブ・ザ・マンス:マンチェスター・シティ戦でのファビーニョ選手