プレミアリーグは現地時間月曜夜に以下の声明を発表しました。

本日開かれたプレミアリーグクラブとの会合を経て、プレミアリーグCEOのリチャード・マスターズは、全20クラブは2019/20シーズンの再開を希望し団結しており、さらに選手及び監督はそれに向けた動きに主要メンバーとして携わっていくことになると話しました。

「本日の会合では、このCOVID-19の世界的流行に伴いフットボールが現実にどのような意味を持つか考える機会となったこと、さらに、とても多くの命が奪われとても多くの人々が大きな影響を受けたことを、プレミアリーグおよびその所属クラブは改めて認識した」

「また、こうした流行に際し、プレミアリーグ、所属クラブ及び選手達がコミュニティーやNHSへの重要なサポートを提供できたことを誇りに思うとともに、試合が再開された後でもこうした活動を続けていきたいと考えている」

本日の会合が開かれている時に、英国政府は、イングランドにおけるロックダウンの緩和を発表し、61日以降におけるスポーツの試合再開の可能性を示しました。

安全第一

マスターズCEOは、プレミアリーグはシーズンの再開を目指すなかで政府や関係機関の勧告に従っていくと話しました。

「こうした最初の動きを歓迎する。そして、私たちは自身の役割を果たす準備ができている。所属クラブ、さらには政府や放送局、FAEFLPFA及びLMAといった関係機関とともに、シーズンの完了に向けて責任感があり安全かつ 実現可能なモデルを創出することに全力で取り組んでいく」

「もちろん、安全を第一に考えている。私たちには、政府、関係機関及び医療の専門家の意見に耳を傾けアドバイスに従う義務がある」

「そして、それこそが現在私たちが実行していることだ。シーズンの再開に向けて最良の状態を目指しているが、再開は適正な時期にのみ行われる」

リーグ全体で協議する重要性

マスターズCEOは、本日の所属クラブとの会合において全20クラブがシーズンの完了を目指して一致していたことを明らかにしました。

「あらゆることが会合で協議されること及び組織として全員で協議していく重要性への賛同が強く望まれていた。リーグ全体として強く団結していくことが残されたシーズンの完了につながる」

上記の点を実行していく上で、選手や監督とも協議を重ねていくことが必要不可欠であり、彼らとの会合が今週の後半に予定されていることをマスターズCEOは改めて強調しました。

「私たちの優先事項は常に、選手、コーチ、監督、スタッフ、サポーター及びコミュニティの安全である」

「監督及び選手と協議するまでは何も決定されることはない」

また、マスターズCEOは、選手及び監督との検討後にのみ各クラブのトレーニング再開に向けた次なる段階に進む一方で、ソーシャルディスタンスへの対策も組み込まれる、としています。さらに、各クラブのトレーニング施設の検査を行う企業も指定されたことを明らかにしました。

なお、残されたプレミアリーグ の試合をどこで行うかという点についても、中立的な会場を使う可能性も加味しながら協議されました。しかし、マスターズCEOは、所属クラブは本来予定されていた試合会場でシーズンの残りの試合を行うことを希望しているということを強調しました。

「もちろん、どのクラブも可能であればホームグラウンドでプレーしたいと願っている。この点についてもまだ検討中である。また、プレミアリーグ再開が可能となる状態について関係諸機関と協議を続けており、提示されたアドバイスすべてに従っていく」

プレミアリーグ新会長

マスターズCEOは、暫定的に現在の役職を務めてきたクラウディア・アーニー暫定会長に代わりギャリー・ホフマン氏をプレミアリーグの新会長として迎えることについても触れました。

「ギャリーと働くことを楽しみにしている。これまでの18ヶ月私たちが一緒に働いてきたクラウディアの役割を引き継ぐという難しい決断を彼は下してくれた」

「クラウディアもプレミアリーグに関わる全ての人々や全ての選手に対してのリスペクトを示してくれた」

「私たちは新たなチームとして動き出すことを楽しみにしている」