アダム・ララーナ選手がリヴァプールとの短期間の契約延長に合意し、残りの2019-20シーズンもクラブで過ごすことになった。

ララーナ選手は7月末までレッズに残ることになり、ユルゲン・クロップ監督のチームの一員として今季のリーグ戦を最後まで戦うことになる。

ララーナ選手は契約満了に伴い、シーズン終了とともにアンフィールドでの6年間に幕を閉じる。

クロップ監督はLiverpoolfc.comに対して次のように語った。「来シーズンの戦力として欲しがっている他のクラブから、アダムが今この瞬間いかに求められているかは知っているところだ。彼にとってこれは我々へのある種の貢献であり、彼にはとても感謝しているよ」

「こういう形になるべきだね。というのも、アダムとともに今シーズンの活動を終えることができ、彼にふさわしい別れを迎えられることをとても嬉しく思っているからね」

「私がこのクラブの監督をしていた間におけるアダム・ララーナの重要性を的確に説明する言葉を英語で見つけることはできないね」

「だけども正直なところを言うと、今はそんなことを言っている場合ではない。このニュース、つまりは彼が今季が終わるまでここに残ることになったおかげで、来月シーズンが終了するときに、私が言いたいこと、言わなければならないことをすべて言えるようになった」

「今、私が言えること、そして言いたいことは、この契約延長に至るまでが、彼の人格や性格など、あらゆることを物語っているということだ。アダムはトップレベルのプロであり、それ以上に素晴らしい人物なんだ」

「アダムはいつもクラブのことを第一に考えている。常にだよ!これまでの会話を振り返ってみると、私の監督としての優先事項はこのクラブにいる選手たちの優先事項でもあると誰よりも早く言っていたんだ」

「彼はレッズでの活動をきちんとこなした上で終えたがっている。彼の最も懸念していたのは、来シーズンも契約が続く選手たちの成長や出場機会を妨げることだったんだ。このことも彼の人となりを物語っているね」

「でも、今シーズンが終わる前に彼を手放せないのは、彼の役割があまりにも重要だからだ。だから、感謝と幸運を祈るメッセージを送るタイミングを、7月末まで遅らせることができるのは素晴らしいことだよ」

ララーナ選手は20146月にサウサンプトンからリヴァプールに移籍した。加入以来178試合に出場し、22ゴールを記録している。

このプレーメーカーは、レッズ在籍時にチャンピオンズリーグ、UEFAスーパーカップ、そしてFIFAクラブワールドカップで優勝メダルを獲得している。

 

「今シーズンをここで終えられる機会をもらえて本当に嬉しく思っているよ。僕にとっても家族にとっても、とても意義のあることだ」とララーナ選手は付け加えた。

「今は、ここで自分が過ごしてきた時間を振り返るときではない。残りの9試合に集中して、クラブができる限り最高の形でシーズンを終えることに注力しないといけないね」

「もちろん、この短期間の契約延長をしたことで個人的に大きなプラスになったことのひとつに、とても大切な人たちときちんとお別れを言うことができるということがある」

「監督は別格の存在なんだ。監督とは残りの数週間での僕の役割は何なのかということを率直に話し合ってきた。監督とチームの助けになるようにポジティブな形で貢献して、今シーズンの残り試合だけでなく、次のシーズンにも繋がるようにしたいね」

「その間、その貢献がどのようなもので、どんな感じになるかについてはまったく心配していないよ。誰も経験したことのないような特別な時期のこのチームにおける自分も役割も理解している」

「リヴァプールにいる間、どんな決断をするにせよ、僕は常にチーム、監督、クラブのために正しいことをしようとしてきたと思っている。今回の決断もそのうちに入ると思う。今シーズンを最後までともに過ごすことができること、そして素晴らしいチームの人々と思い出に残るようなことを祝えることを楽しみにしているよ」と語った。