日曜日の夜にグディソン・パークで行われたリヴァプールのプレミアリーグ再開初戦のエヴァートン戦は、スコアレスドローに終わった。

エヴァートンのホームにて無観客で行われたレッズのリーグ再開初戦、マージーサイド・ダービーは引き分けに終わった。

今シーズン、ユルゲン・クロップ監督サイドが3ポイントを逃した3回目のリーグ戦となったこの試合では、後半のトム・デイヴィス選手が打ったシュートがポストに直撃した時にはブルーズが勝利に最も近づいたように思えた。

しかし、リヴァプールが8試合を残しリーグ首位で2位と23ポイント差を広げる結果となった。

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モハメド・サラー選手が軽度の打撲により現在全快に向けて調整しているためベンチメンバーとなり、南野拓実選手が彼に代わり攻撃のスタートとして先発した。

大事ではないとはいえアンドリュー・ロバートソン選手がチームに帯同できなかったため、ジェームズ・ミルナー選手が左サイドバックを代わりに務めた。また、ナビ・ケイタ選手とジョエル・マティプ選手がスターティングメンバーに名を連ねた。

試合内容

彼らの最後のリーグ戦から106日が経ち、リヴァプールはグディソン・パークで2019-20シーズンの任務を再開させた。

キックオフの前には両チームが新型コロナウイルスの犠牲者に向けた黙祷、さらに片膝を突くことでBlack Lives Matter運動への支援を表明した。

試合が進む中、最初にゴールを脅かしたのはエヴァートンだった。リシャルリソン選手がエリア内左に侵入し低いシュートをゴールに向けて放つも、アリソン・ベッカー選手が落ち着いてはじき出した。

一方で、南野選手がペナルティエリア外からシュートを放つも、ジョーダン・ピックフォード選手が守るゴールの上を越えていった。

前半30分、トレント・アレクサンダー=アーノルド選手が蹴ったフリーキックにマティプ選手が合わせるも、ポストの外へ流れた。

そして、35分にはさらに良いチャンスが訪れた。ジョーダン・ヘンダーソン選手とサディオ・マネ選手がうまくパス交換を行い、ロベルト・フィルミーノ選手の前にボールを落とした。しかし、背番号9は意図したとおりにシュートを打てず、エリアの内側から放ったシュートは枠外へ。

次に、アレクサンダー=アーノルド選手がフリーキックを放つが、ピックフォード選手がイングランド代表の仲間にはゴールを決めさせることなく、ゴール下隅のボールに飛びついた。しかし、42分にミルナー選手が負傷退場しジョー・ゴメス選手と交代するなど、リヴァプールには苦しい展開が続く。

ハーフタイム中には、南野選手に代わってアレックス・オックスレイド=チェンバレン選手が投入された。

後半最初にゴールを脅かしたのはレッズだった。フィルジル・ファンダイク選手がコーナーキックからのボールをヘディングするが、そのボールは惜しくもマティプ選手に届かず。一方で、エヴァートンのほとんどのカウンターはボックス内のスペースを利用するためリシャルリソン選手へ送られたが、彼のシュートは枠外へと外れる。

エヴァートンのゴール前では、アレクサンダー=アーノルド選手の甘く打たれたフリーキックは、ブルースの壁を超えるも大きくゴールを外れた。

リヴァプールは64分に次の選手交代を行い、フィルミーノ選手とケイタ選手を下げてジョルジニオ・ワイナルドゥム選手とディヴォック・オリギ選手を投入した。その後、足を痛めたマティプ選手がデヤン・ロヴレン選手との負傷交代を強いられ、思わぬ形で交代枠を使い切ってしまう。

残り10分、エヴァートンがこの試合最高のビックチャンスを作ったので、リヴァプールはその大きな危機を乗り切る必要があった。リシャルリソン選手のクロスをドミニク・キャルヴァート=ルーウィン選手が大胆にフリックシュートするがアリソン選手が掌でセーブ。しかし、レッズがそのこぼれ球をクリアする前にデイヴィス選手が押し込むもポストを叩いた。

その流れで獲得したコーナーキックからキャルヴァート=ルーウィン選手が後ろポスト付近でヘディング。その後、リシャルリソン選手のシュートをアリソン選手が退け、再びファインセーブを見せた。

アディショナルタイムのファビーニョ選手のフリーキックはピックフォード選手によってクロスバーの上にはじき出され、グディソンでの試合は引き分けで終了した。