リヴァプールFCは現地時間火曜日、クラブが目標として掲げる食の持続可能性の向上の一環として、クオーン社とのグローバルパートナーシップを発表した。

クオーン社はクラブと複数年のパートナーシップ契約を結び、クラブのオフィシャルサスティナブルプロテインパートナーとなる。クオーン社は、「Reds Go Green」運動の一環として、レッズが食の持続可能性の向上に貢献できるよう支援していく。

クオーン社は、英国ベーカリーチェーンのグレッグスで人気のヴィーガンソーセージロールやKFCのヴィーガンバーガーなどで知られている。今回、クオーン社はクラブと連携し試合日にサポーターがベジタリアンやヴィーガン向けの食べ物を選択できる新たな機会を提供するとともに、クラブの栄養管理チームとの協力のもと、試合に臨む選手やスタッフが摂取するヘルシーなタンパク質の選択肢を拡大していく。

現在、世界の温室効果ガス排出量の約14.5パーセントが家畜の供給販売の過程において排出されている。一方で、クオーン社の全製品に使用されているマイコプロテインの環境への影響は、牛肉と比較すると90パーセントも低い。

直近の2シーズンにわたる「Reds Going Green」運動は、クラブによる環境への影響を改善する上で大きな成果をあげている。この取り組みでは持続可能な廃棄物の管理を通じ、使い捨てプラスチックの使用廃止やカーボンフットプリントの削減といった積極的な活動を行ってきた。

リヴァプールFCの最高経営責任者兼最高商業責任者であるビリー・ホーガンは次のように述べている。

「英国において持続可能なミートフリー製品の提供を牽引してきたクオーン社は、クラブの持続可能性への取り組みにおける重要なパートナーとなるだろう。今回のパートナーシップにより、クオーン社は観戦に訪れるサポーターの皆さまに向けたより持続可能な代替食品の提供を支援してくれるだろう」

「ファンや従業員ならびに試合に携わる選手やスタッフが自らの健康や体調のことを考えると同時に気候変動対策に積極的に貢献できる機会を提供できることを、我々は楽しみにしている」

クオーン社のギル・ライリー マーケティング・ディレクターは次のように述べている。

「リヴァプールFCとのパートナーシップは家族の健康にも地球にも優しい食品を提供するというクオーン社のビジョンにおいて非常に重要なものだ。また我々は、クオーン社のスーパープロテインがエリートアスリートにもたらす効果を計っていきたい。リヴァプールFCや世界的に著名な栄養学の専門家たちとの協力は、スポーツ科学研究の次なる段階における重要な要素となるだろう」