リヴァプールは水曜日の夜にアンフィールドで行われたクリスタル・パレス戦に4-0で勝利し、プレミアリーグ制覇に王手をかけた。

トレント・アレクサンダー=アーノルド選手の距離のある位置からの絶妙なフリーキックでレッズが23分に先制し、またハーフタイム直前にモハメド・サラー選手が素晴らしいゴールを決め、リードを2点に広げた。

後半には、ファビーニョ選手がミドルシュートを突き刺し3点目を加える。その後、サラー選手がサディオ・マネ選手にパスを送り、素晴らしい4点目を決めた。この結果により、リヴァプールは残り7試合で2ポイント以上を獲得すれば優勝が決定する。または、マンチェスター・シティが現地時間木曜日の夜にスタンフォードブリッジで行われるチェルシー戦に勝利できなかった場合、30年ぶりのリーグ優勝決まる。

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リヴァプールには、軽傷を抱えていたサラー選手とアンドリュー・ロバートソン選手が復帰し先発に名を連ねた。ユルゲン・クロップ監督は前節から先発を4人変更し、彼ら2人に加えジョー・ゴメス選手とジョルジニオ・ワイナルドゥム選手も先発した。

日曜日にグディソン・パークで行われ、スコアレスドローに終わったエヴァートン戦で負傷したジェームズ・ミルナー選手とジョエル・マティプ選手は招集外だった。

試合内容

リヴァプールは、この試合の勝利がプレミアリーグのトロフィーを手に入れるための重要な1歩になることを確信して試合に臨んだ。

序盤にプレッシャーを生み出したのはホストチームだった。アンドロス・タウンゼント選手のクリアミスを拾ったワイナルドゥム選手がシュートを打つも枠外へ。

その後、ジョーダン・ヘンダーソン選手がきれいなクロスボールを合わせるがゴールのはるか上まで打ち上げてしまう。また、ロベルト・フィルミーノ選手とマネ選手のパス交換から前者が低いシュートを放つも、ウェイン・ヘネシー選手にセーブされる。

16分にウィルフリード・ザハ選手が負傷退場し、パレスは序盤に打撃を受ける。

そして、ついにレッズのプレッシャーが前半の途中で身を結んだ。アレクサンダー=アーノルド選手が25ヤードの位置から蹴った素晴らしいカーブのかかったフリーキックが相手の壁を越えてゴールの角へ吸い込まれ、序盤での先制に成功する。

28分、リヴァプールはリードをさらに広げるように試みる。フリーキックのクリアボールに反応したヘンダーソン選手がボレーシュートするが、惜しくもポストに直撃する。

その後、ワイナルドゥム選手のシュートが枠外へ流れる場面や、ヘネシー選手がインターセプトしクリアし損ねたボールをサラー選手が無人のゴールに得点できない場面があった。一方で、マックス・マイヤー選手はパレスのためにリヴァプールのゴールを脅かすが得点を決めることができず。

しかし、イーグルスの抵抗はハーフタイム直前に再び崩れた。ファビーニョ選手が右サイドからペナルティエリアに走ってくるサラー選手の前のスペースに浮き球のボールを供給した。そして、エジプト人選手は胸を使ってコントロールし、ゴールを決めた。

後半開始から10分後、そのブラジル人ミッドフィルダーはチャンスメーカーから得点者になった。彼は距離のある位置から狙いを定め、弾丸のようなミドルシュートゴール隅へ突き刺し、リヴァプールが3-0とした。

ワイナルドゥム選手とサラー選手が再びチャンスを作った後、リヴァプールはマネ選手によって4点目のゴールを獲得した。

フィルミーノ選手とサラー選手が中盤でパス交換し、後者がゴールに向かって走るマネ選手へパスを送った。そして、背番号10は確実なシュートでゴール隅に流し込んだ。

ホームサイドが完全に試合をコントロールし、ネコ・ウィリアムズ選手やハーヴェイ・エリオット選手などが遅れて投入された。また、アディショナルタイムにはヘネシー選手がサラー選手のシュートを2度セーブする場面やウィリアムズ選手のシュートを阻止する場面も見られた。

リヴァプールがこの試合で優勝への可能性を強めたことで、30年ぶりのリーグ制覇は早ければ現地時間木曜日の夜に決まる可能性がある。