すでにプレミアリーグ優勝を決めているリヴァプールは、木曜日の夜にエティハド・スタジアムでマンチェスター・シティと対戦し、4-0で敗れた。

モハメド・サラー選手が序盤にポストを叩くシュートを放ったが、試合はホームチームが圧倒的なリードを保ったまま終わった。

ケヴィン・デ・ブライネ選手のPKに加え、ラヒーム・スターリング選手とフィル・フォーデン選手がシュートを決めるなど、シティが試合の主導権を握った。

後半はレッズがプレッシャーをかけてボールを保持する時間が続いたが、ゴール前のスターリング選手のシュートに対して、クリアをしようとしたアレックス・オックスレイド=チェンバレン選手が不用意に触ってしまい、自陣のゴールネットを揺らしてしまった。

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リヴァプールは、8日前にアンフィールドで行われたクリスタル・パレス戦に4-0で勝利した時のスターティングメンバーと同じ11人でこの試合に臨んだ。

ジェームス・ミルナー選手はハムストリングの怪我から復帰してベンチに戻ってきた一方、デヤン・ロヴレン選手は軽傷のため大事をとって欠場した。ジョエル・マティプ選手は予想されていた通り、足の怪我のために欠場した。

試合内容

先週リヴァプールは、ペップ・グアルディオラ監督サイドが直近2シーズンに渡り保持していたプレミアリーグ王者の栄冠を手にした。これを受けてキックオフ前には、マンチェスター・シティが敬意とともにリヴァプールをピッチ上に迎え入れた。

この試合に向けた準備期間にユルゲン・クロップ監督は「タイトルは獲得したが、レッズのインテンシティがとどまることはない」と強調していた。そのレッズは、動きの多い試合展開となった序盤にリードを奪うかと思われた。

試合開始4分も経たないうちに、サラー選手がエメリク・ラポルテ選手との勝負を制したが、シュートはエデルソン選手に弾かれてしまった。その後、ロベルト・フィルミーノ選手がこぼれ球を狙うも相手に阻まれた。

エリア内からのデ・ブライネ選手のシュートはフィルジル・ファンダイク選手がブロックした。一方でリヴァプールの突破からサディオ・マネ選手がヘディングでシュートを放ったが、枠内には飛ばなかった。

ビジターチームは19分にも鋭い攻撃を見せる。サラー選手がフィルミーノ選手からのパスを受けると、巧みにボールを運び、ボックスの端からシュートを打った。サラー選手のシュートはポストを直撃し、マネ選手もそのリバウンドをゴールに結びつけられなかった。

ジョー・ゴメス選手がエリア内でラヒーム・スターリング選手に対してファウルを犯したと判定される。これで相手に許したPKをデ・ブライネ選手に決められてしまい、シティがリードを奪った。

ホームチームは35分にも点差を広げる。シティの素早いカウンターから、最後はゴール前でボールを受けたスターリング選手がゴールを決めた。

前半終了前にはスコアは3-0になった。フォーデン選手にデ・ブライネ選手との巧みなワンツーから抜け出され、確実に得点を決められた。

リヴァプールはハーフタイムに、ゴメス選手に代えてオックスレイド=チェンバレン選手をピッチに投入し、ファビーニョ選手はフィルジル・ファンダイク選手と並ぶ形でポジションをディフェンスに落とした。

トレント・アレクサンダー=アーノルド選手の強引なスローインからシティにボールが渡り、ガブリエルウ・ジェズス選手にチャンスを与えたが、アリソン・ベッカー選手がそれを阻んだ。

スターリング選手のシュートはファビーニョ選手のブロックにあいゴール横にそれた。フォーデン選手のシュートはファンダイク選手がライン際でクリアしたが、ホーム側の攻勢は続いた。

ボックス近くでマネ選手がカイル・ウォーカー選手のファウルを受けた。これで獲得したフリーキックをアレクサンダー=アーノルド選手が低い弾道で狙うも、ボールは枠を越えてしまった。

フィルミーノ選手とオックスレイド=チェンバレン選手のシュートはそれぞれ防がれてしまう。前者はディヴォック・オリギ選手と交代し、ナビ・ケイタ選手はジョルジニオ・ワイナルドゥム選手に代わって出場した。

しかし、グアルディオラ監督率いるチームは、さらにカウンターを浴びせる。デ・ブライネ選手のパスからスターリング選手がシュートを狙った際、オックスレイド=チェンバレン選手がクリアを試みたものの、当たったボールは相手の得点になってしまった。