ユルゲン・クロップ監督は、アストン・ヴィラとの試合を前に、シーズン終了まで「最高の11人」を使い続けると断言した。

先週、プレミアリーグでの初優勝を手にしたリヴァプールは、今季はあと6試合を残している。

しかしクロップ監督は、タイトルをすでに確定させているという事実は、メンバーの選択には関係ないとし、このまま勝ち点を積み上げられるよう努力したいと述べた。

残りの2019-20シーズンがクラブの若手選手にとってどのような重要性を持つかについて問われた監督は次のように答えた。「我々は試合での勝利を目指している。フットボールの試合に勝つためには最高の選手たちがピッチに立っていないといけない」

「そして、これらの最高の選手の中に若い選手が含まれていたときには、その若手もピッチ上にいることになるだろう」

「若い選手たちははとても仲が良く、本当に良い選手たちだ。そして絶対に言えるのは我々の将来でもあるということだ。だけども、私は若い彼らをプレミアリーグの試合で見たいから、今はプレーしないだろう。プレミアリーグの試合をクリスマスプレゼントとして贈ることはできないし、そのように贈ることはしない」

「我々はただ、その事実に基づいてやりたいだけであって、彼らは本当に良い選手だ。しかし、私が言ったことは、出場機会やプレミアリーグの試合をお菓子のようにあげることはないということだ」

「その日最高の11人をピッチに送り出し、フォーメーションに最も合うような他の選手を投入できるようにしなければならない」

木曜日のマンチェスター・シティ戦の後、クロップ監督は、ハーフタイムにジョー・ゴメス選手がベンチに下がったのは、フィットネスの問題ではなく、彼が前半に受けたイエローカードによるものだと明らかにした。

ジョエル・マティプ選手は足の怪我で残りのシーズンを欠場することになり、デヤン・ロヴレン選手は軽い怪我のためシティ戦を欠場した。

クロップ監督は、木曜日の試合に向けた準備期間中にはジェルダン・シャチリ選手がトレーニングに復帰したことを明らかにした。

一方、アストン・ヴィラのディーン・スミス監督は、ディフェンダーのマット・ターゲット選手を怪我のためにマージーサイドでの試合の帯同メンバーから外した。

「当初懸念されていたほど悪くはないし、クリスタル・パレス戦には復帰できるだろう」とスミス監督は記者団に語った。

アストン・ヴィラはターゲット選手のほかに、ビョルン・エンゲルス選手(アキレス腱)、ウェスリー選手、GKトム・ヒートン選手(ともに膝)が出場メンバーから外れているが、サイドバックのフレデリク・ギルベール選手は膝の故障から復帰し、リーグ再開後初の出場を果たす可能性がある。

現在プレミアリーグで18位につけているヴィラは、チャンピオンとの対戦までに7日間の休養期間があった。

「(7日間は)有益なものだった」とスミス監督は話した。「我々はこれほどの過密日程の中で休養しなければならなかった」

「日程には不満を感じていたが、この7日間を回復に当てて過ごすことができた」

「我々にはチャンスがある。我々はリヴァプールを(ヴィラ・パークで)慌てさせたし、勝利を手にするまであと3分というところまで迫ったんだ」

前節

マンチェスター・シティ 4-0 リヴァプール(7月2日):アリソン、アレクサンダー=アーノルド、ゴメス、ファンダイク、ロバートソン、ヘンダーソン、ワイナルドゥム、マネ、サラー、フィルミーノ

アストン・ヴィラ 0-1 ウォルヴァーハンプトン・ワンダラーズ(6月26日):ニーラン、コンサ、ホース、ターゲット、ナカンバ、ドウグラス・ルイス、フリハン、グレアリッシュ、デイビス、サマタ