マッチレポート:レッズはエミレーツスタジアムでのアーセナル戦で黒星
リヴァプールはエミレーツスタジアムでアーセナルに2-1で破れ、チャンピオンは今季のプレミアリーグで3度目の敗戦を喫した。
サディオ・マネ選手が前半にゴールを決めてレッズにリードをもたらしたが、ハーフタイム前にそのアドバンテージは覆されてしまった。
アレクサンデル・ラカゼット選手、そしてリース・ネルソン選手にゴールを決められしまい、ガナーズに逆転を許した。後半、アウェー側の奮闘にもかかわらず、スコアは変わらなかった。
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ユルゲン・クロップ監督は、先週引き分けに終わったバーンリー戦のメンバーから2人を入れ替え、トレント・アレクサンダー=アーノルド選手、そして古巣との対戦となるアレックス・オックスレイド=チェンバレンが先発に入った。
この試合で、モハメド・サラー選手はレッズでの全公式戦における150試合出場を達成した。
前半
プレミアリーグのタイトルをすでに確定させており、来週の水曜日にはアンフィールドでのトロフィー授与式を予定しているリヴァプールは、今回もキックオフ前に対戦相手からのガードオブオナーで出迎えられた。
序盤の10分間、ゴール前でのアクションは限られていたが、いつもとは違った形でリードを奪うかに思われた。
ロベルト・フィルミーノ選手がアーセナルのGKエミリアーノ・マルティネス選手に対して積極的なディフェンスを仕掛けると、リヴァプールの9番はうまくボールをブロックし、左ポストの外側に向かってボールを弾いた。
レッズは着実にポゼッションを高めていくと、20分には素晴らしいパスワークで突破口を開き、先制ゴールを奪った。
アンドリュー・ロバートソン選手がフィルミーノ選手のパスをもらいながら左サイドの深い位置に侵入すると、すぐさまガナーズが守るペナルティーエリアの中央にクロスを送った。
このクロスを受けたマネ選手は、8ヤードほどの距離から強烈なシュートをマルティネス選手が守るゴールに突き刺した。このゴールは、セネガル代表FWの今季のプレミアリーグ17点目となった。
リヴァプールは先制点を決めてからもプレッシャーをかけ続け、2点目を奪おうと攻勢を強めていたが、32分に1点を返されてしまう。
フィルジル・ファンダイク選手のバックパックが短くなり、ボールがラカゼット選手に渡る。このディフェンダーはネルソン選手のファールをアピールするも判定は覆らず、そのまま同点ゴール決められてしまった。
そして、ハーフタイムに突入する1分前、アーセナルは再びレッズを相手に得点を奪うことになる。
アリソン選手が左サイドへ送ろうとしたパスがカットされる。このときはラカゼット選手が出し手となり中央にパスを送ると、ネルソン選手がそのボールをコントロールして左隅にシュートを決めた。試合はホームチームが2-1のリードを保ったままハーフタイムに入った。
後半
マネ選手のシュートはダヴィド・ルイス選手にブロックされたが、後半開始から10分も経たないうちにサラー選手がリヴァプールを同点に引き戻す絶好のチャンスを作った。
エジプト人FWはアレクサンダー=アーノルド選手からの低いクロスを受けると、ルイス選手のタックルを巧みにかわしてフィニッシュまで持ち込んだ。しかしシュートはマルティネス選手の手をかすめてゴール上に外れた。
試合が終盤に入ると、クロップ監督は、フィルミーノ選手とオックスレイド=チェンバレン選手に代えて、ナビ・ケイタ選手と南野拓実選手をピッチに送り込んだ。
交代で入った南野選手はすぐにボールに絡む。ボックス左側のスペースをうまく使うと、巧みなターンからファーポストに向かってシュートを放ち、チャンスを演出した。
クロップ監督が率いる選手たちは、アーセナル陣内でボールを保持し、後半には90%を超えるポゼッションも記録した。しかし必要としていた最後の局面での精彩を欠いた。
次のチャンスはサラーに訪れる。マネ選手が左サイドから右サイドへ素晴らしいクロスを送ったが、サラー選手のヘディングはマルティネスの正面に飛んだ。
試合時間も残り8分となり、ディヴォック・オリギ選手とジェルダン・シャチリ選手が投入された。その後、マネ選手が角度のない位置からシュートを放つも、ポストの横に外れた。
そのままプレミアリーグ王者に同点ゴールは生まれることなく試合は終了した。今季残り2試合を残した状態で勝ち点は93ポイントのままとなった。