リヴァプールはアンフィールドでチェルシーとの激しい試合に5-3で勝利し、プレミアリーグのトロフィーを掲げた

歴史的なシーズンを締めくくるチャンピオンのホーム最終戦は激しい撃ち合いとなり、ナビ・ケイタ選手のトレードマークであるミドルシュートにアレクサンダー=アーノルド選手のフリーキック、さらにジョルジニオ・ワイナルドゥム選手の素晴らしいボレーシュートで得点を重ねた。

フランク・ランパード監督サイドは、前半のアディショナルタイムにオリヴィエ・ジルー選手のゴールで1点を返したが、後半開始早々にロベルト・フィルミーノ選手にヘディングゴールを決められ4-1とされた。

その後、チェルシーはタミー・エイブラハム選手とクリスティアン・プリシッチ選手のゴールで1点差まで追い詰めたが、素晴らしいカウンターアタックからのアレックス・オックスレイド=チェンバレン選手がゴールにより、レッズがクラブ記録となるプレミアリーグ今季31勝目を収めた。

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オックスレイド=チェンバレン選手に代わってケイタ選手がリヴァプールの先発メンバーに抜擢され、これが前回のスタメンからの唯一の変更だった。

サブではジェームズ・ミルナー選手がベンチに戻りアダム・ララーナ選手もメンバーに選ばれた。

前半

チェルシーは熱狂的な試合の幕開けの中、開始8分にリース・ジェイムズ選手のクロスからメイソン・マウント選手がヘディングシュートを放つ。枠から外れたが、チェルシーは最初のチャンスを作った。

チャンピオンのリヴァプールは、パス交換で相手の守備を崩す事を試みる。モハメド・サラー選手はワイナルドゥム選手とワンツーでエリア内に侵入し、このNo.11はアントニオ・リュティガー選手にボックス内で倒され、進路妨害されたように見えたが、ペナルティーはなかった。

ハイテンポな長れが止まることはなく、ジェイムズ選手がミドルシュートを放ったがわずかに枠を外れた。その後、ケイタ選手が前半中盤にゴールを決めてレッズがリードを得た。

ワイナルドゥム選手がウィリアン選手からボールを奪い、ケイタ選手がドリブルで前にボールを運ぶ。そして、ペナルティーエリアすぐ外から素晴らしいミドルシュートを放つと、ボールをクロスバーに当たりゴールネットに吸い込まれた。

活気付いたレッズはチェルシーのゴールにプレッシャーをかけ続け、アレクサンダー=アーノルド選手とワイナルドゥム選手のゴールでハームタイム前にさらにリードを広げた。

まず、サディオ・マネ選手の素早いドリブルをマテオ・コヴァチッチ選手が倒しファウルを得た。そして、この右サイドバックはフリーキックで先月のクリスタル・パレス戦とほぼ同じ弧を描いたようなカーブシュートを決めた。

その5分後、チェルシーがアンドリュー・ロバートソン選手のコーナーキックをうまくクリアできず、こぼれ球に反応したワイナルドゥム選手が素早くボレーシュートを打ちゴールを決めた。

 

アディショナルタイムには、ウィリアン選手のシュートをアリソン・ベッカー選手が防いだが、そのこぼれ球に反応したジルー選手がスライディングシュートでボールをゴールに押し込んだ。チェルシーは1点を返したものの、前半は完全にチャンピオンのペースだった。

後半

サラー選手とフィルミーノ選手の素晴らしい連携により、後半開始の5分間はチェルシーディフェンスも崩されていた。しかし、このエジプト人FWが珍しくも強行したプレーを見せたことで得点には至らずスコアは3-1のままとなった。

しかしながらそうした状況もすぐに変化した。

レッズはアレクサンダー=アーノルド選手のピンポイントクロスからフィルミーノ選手がヘディングで得点したことで3ゴールのリードを得たが、チェルシーはジルー選手のポジションに入ったエイブラハム選手がゴールを決め2点差に追い詰めた。

残り17分にはプリシッチ選手がボックス内で強烈なシュートを決め4-3になった。

フィルミーノ選手がヘディングシュートを決めた時にはチェルシーのトップ4フィニッシュ確定は厳しそうに思えたものの、ここにきて同点に追いつく可能性が見えてきた。

しかし、レッズの洗練されたカウンターアタックを決めたことで、ランパード監督率いるチェルシーが今シーズン2チーム目としてリヴァプールのアンフィールドでの勝利を防ぐことはできなくなった。

チェルシーの深い位置でのフリーキックからレッズは素早いカウンターアタックを始めた。左からロバートソン選手が上げた低いクロスをカーティス・ジョーンズ選手がスルーし、オックスレイド=チェンバレン選手がインサイドでうまく合わせてゴールを決めた。