リヴァプールは、記念すべき2019-20シーズンをニューカッスル・ユナイテッド戦の3-1での勝利で締めくくるとともに、トップリーグでの勝ち点クラブ新記録を樹立した。

試合開始1分にドワイト・ゲイル選手のゴールで先にリードを奪ったマグパイズだったが、プレミアリーグ王者はフィルジル・ファンダイク選手のループ気味のヘディングシュートでハーフタイム前に同点に追いついた。

注目すべき後半にはディヴォック・オリギ選手と途中出場のサディオ・マネ選手が見事なシュートを放ち、ビジターに勝ち点3をもたらした。この結果、レッズは今季のリーグ戦での32勝目をあげて勝ち点を99ポイントにまで伸ばした。

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ユルゲン・クロップ監督は、水曜日の夜に5-3で勝利したチェルシー戦のスターティングメンバーから5人を入れ替えた。ネコ・ウィリアムズ選手、ジェームズ・ミルナー選手、アレックス・オックスレイド=チェンバレン選手、南野拓実選手、そしてオリギ選手がセント・ジェームズ・パークでの試合に起用された。

一方、ファンダイク選手は、1994-95シーズンと1995-96シーズンのロビー・ファウラー選手以来となる、リヴァプールのフィールドプレーヤーとして2年連続でプレミアリーグ全試合出場を果たした選手となった。

前半

ニューカッスルは、キックオフからわずか26秒後にリードを奪う。元レッズのMFジョンジョ・シェルビー選手が中盤でフリーキックをリスタートすると、ゲイル選手がアリソン・ベッカーとの勝負を制してゴールを決め、スティーヴ・ブルース監督のチームは完璧なスタートを切った。

リードを奪われたレッズは、ナビ・ケイタ選手と南野選手が攻撃の中心となってプレッシャーをかけ続けた。南野選手の強烈なドライブシュートがGKマルティン・ドゥブラフカ選手を襲うと、直後にはクロスバーを越えるもケイタ選手が力強いシュートを放った。

圧倒的なポゼッションでゲームを支配していたリヴァプールは、38分には順当に同点に追いつく。

オックスレイド=チェンバレン選手が自ら作り出した右サイドのスペースからペナルティーエリア内にボールを送ると、ファンダイク選手が自身のリーグ5得点目となる打点の高いヘディングシュートをゴール右隅に決めた。

リヴァプールはハーフタイムの笛が鳴る前にさらに2つのチャンスを生み出す。オックスレイド=チェンバレン選手と南野選手が、レッズの2点目を狙ってシュートを打った。

後半

ハーフタイム後もウィリアムズ選手がシュートを放つなど、チャンピオンの優勢は続いた。また、ファンダイク選手もドゥラフカ選手の反射神経を試すかのように再び空中戦からシュートを放った。

しかし、クロップ監督サイドがリードを奪うまでにそれほど時間はかからず、オリギ選手がゴール右下隅に見事なシュートを決める。

ファンダイク選手からのロングパスをコントロールしたアンドリュー・ロバートソン選手はベルギー人FWにボールを渡すと、このFWはミスを犯すことなく、低い弾道のシュートを決めた。

その5分後には、モハメド・サラー選手、ロベルト・フィルミーノ選手、マネ選手の3人が前線の3人との交代でピッチに投入された。

ロジャー・ハント氏が記録した3シーズン連続リーグ戦20ゴールの記録を目指すサラー選手は、ピッチに送り出されてから1分も経たないうちにシュートを打つもポストを直撃し、インパクトを与えることはできなかった。

この直後にエジプト人FWは、ディフェンダーのフェデリコ・フェルナンデス選手に土壇場で阻まれ、シュートを打たせてもらえなかった。

しかし、試合も残り1分のところで3点目が生まれる。マネ選手は左サイドから切り込むとそのままファーサイドにゴールを決めて、2019-20シーズンのプレミアリーグ王者の勝ち点99を確実なものにした。