3年におよぶ契約期間でクラブのピッチ外における事業運営を監督してきたピーター・ムーアは、8月末にリヴァプールFCのCEOを退任することとなりました。

ムーアは1981年にイギリスからアメリカに移住し、セガ、リーボック、マイクロソフト、EAなどで成功したキャリアを積みました。 2017年にイギリスに戻ると、リヴァプールのCEOとして3シーズンにわたりポストに就き、在任中はクラブの商業面、地域社会、市民活動において重要な役割を果たしてきました。

フェンウェイ・スポーツ・グループを代表して、筆頭株主のジョン・W・ヘンリー、会長のトム・ワーナー、社長のマイク・ゴードンは次のように述べています。「過去3シーズンにわたる貢献、そしてクラブを前進させてくれたピーターへの感謝を記しておきたいと思う。彼は自身のリーダーシップをもってクラブの事業運営を強化した。彼の情熱、献身性およびサポートに感謝している。 我々は、彼と彼の配偶者であるデビー、そして彼の家族がアメリカに戻ったあとの将来の成功を祈るとともに、また我々を訪ねアンフィールドでの試合を観戦してくれることを願っている」

ムーアは次のようなコメントを残しています。「リヴァプールでの仕事、そのすべてを愛していた。この3年間でクラブの市民活動、商業活動およびコミュニティ活動を前進させることができたことを光栄に思う。信じられないような旅だった。リヴァプールの事業運営を率いる機会を与えてくれたジョン、トム、そしてマイクに敬意を表したい」

「私は、非常に優秀な執行部、クラブのために疲れを知らずに働く献身的な同僚たち、元選手たち、ビジネス・地域社会・市民のパートナーやスポンサー、世界中にいる信じられないほど素晴らしいサポーター、そしてCEOとしての役割を通じて出会った多くの人々と一緒に仕事をすることができたことに大きな喜びを感じている。リヴァプールでの素晴らしい道のりの中で出会った多くの人々に感謝している」

「私がここにいる間に、UEFAチャンピオンズリーグ、FIFAクラブワールドカップ、そして今回のプレミアリーグのタイトルを獲得したことを考えると、これは私の想像をはるかに超えるものだ。監督や選手、そしてスタッフによる驚くべき成果だ。チームは賞賛と評価に大いに値する。この思い出は胸の中にずっと大切にしまっておく」

「30年以上をアメリカで過ごし2017年にリヴァプールへ戻ってきたが、特別な経験をすることができた。妻と私は2年前にここで結婚したが、複雑な感情とともに家族の元へ帰ることになる。アメリカにいる家族や成長した子供たちと再会できるのを楽しみにしている一方で、リヴァプールを離れることは寂しい。何かしらの変化を起こし、この偉大な街とクラブの歴史に足跡を残そうとしてきた機会のすべてを愛している」

最高経営責任者兼最高商業責任者を現在務めているビリー・ホーガンが、9月1日から最高経営責任者に就任することとなりました。ホーガンは16年以上におよぶフットボール界やスポーツ業界での組織運営の知識と経験を備えた強力なリーダーであり、以下のように述べています。

「すべてのスタッフ、パートナー、その他の関係者を代表して、過去3シーズンでピーターが発揮してくれたリーダーシップに感謝の意を表するとともに、彼の妻のデビーと無事にアメリカへ帰国できることを祈っている」

「8年以上このクラブで過ごしてきたのち、CEOに就任し、これまで組織全体で取り組んできた素晴らしい仕事をさらに続けられることを本当に光栄に思っている。この刺激的な時期において次なるフェーズへと事業を進める機会を与えてくれたジョン、トム、そしてマイクに感謝している」

ホーガンは、経験豊富で強力な執行部のサポートのもと、引き続きロンドンとリヴァプールにあるクラブのオフィスで業務を行っていきます。