現地時間日曜日に行われたプレミアリーグの試合で、リヴァプールはアストン・ヴィラに7-2で敗戦を喫した。

前半では、アストン・ヴィラがオリー・ワトキンス選手のハットトリックとディフェンダーに当たって入ったジョン・マッギン選手のゴールで4点を奪った。一方のビジターチームは、モハメド・サラー選手が奪った素晴らしいゴールが唯一の得点だった。

後半開始早々、ロス・バークリー選手のシュートがまたもやディフェンダーに当たり、ボールはゴールに吸い込まれた。その直後には、サラー選手が落ち着いてキーパーをかわし、2ゴール目を決めた。

しかし、その後、ジャック・グリーリッシュ選手が2ゴールを追加し、ユルゲン・クロップ監督率いるチームの今シーズン開幕から続くリーグ戦全勝に終止符を打った。

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トレーニング中に肩を負傷したアリソン・ベッカー選手はヴィラ・パークに向かう招集メンバーから外れ、彼の代わりに、アドリアン選手が先発出場を果たした。

サディオ・マネ選手がCOVID-19陽性判定を受け自主隔離中であるため、代わって招集されたディエゴ・ジョッタ選手が、レッズで初の先発出場を果たした。

前半

リヴァプールは開始4分でリードを奪われる。

アドリアン選手がジョー・ゴメス選手に出したパスが少しずれると、それを奪ったグリーリッシュ選手がボックス内にいたワトキンス選手に横パスを出し、ワトキンス選手はそのボールを右下隅に蹴り込みチームに先制点をもたらした。

8分にもクロップ監督率いるチームにピンチが訪れる。グリーリッシュ選手がフィルジル・ファンダイク選手の股を通してバークリー選手にパスを通したが、バークリー選手が左足で放ったシュートは枠を外れた。

レッズは気を引き締め直して反撃を試みる。サラー選手の巧妙なラストパスからロベルト・フィルミーノ選手がシュートを放ったが、エミリアーノ・マルティネス選手に阻まれる。直後のプレーでサラー選手がマッギン選手にボックス内で倒されるも、判定はノーファウルだった。

その後、フィルミーノ選手は、左のボックス外から自らのドリブルでボックス内に侵入し、左に敵をかわしてシュートチャンスを作ったが、相手GKのマルティネス選手に阻まれた。

そして、前半の半ばに、ホームチームが2点のリードを得た。

ゴールを決めたのは先制点を奪ったワトキンス選手。グリーリッシュ選手が左ウインガーのスペースにパスを通して、それに反応したワトキンス選手がゴメス選手を交わしてシュートできる位置まで運び、バランスを保ちながら反対側の上隅に決めた。

ジョッタ選手の20ヤードからの巧妙かつ予測不可能なミドルシュートはマルティネス選手に阻まれた。その後、グリーリッシュ選手とバークリー選手が別のチャンスを作る。しかし、後者がシュートミスをしボールは枠から外れた。

リヴァプールは33分に反撃を開始したように見えた。

ジョッタ選手がボックス中央に良いパスを送り、そのボールをもらったナビ・ケイタ選手はマット・ターゲット選手にブロックされるが、ボールはサラー選手の前に落ちた。そのボールに対し彼が強烈なシュートを放ち、ネットを揺らしてスコアを2-1とする。

しかし、勢いを維持したのはホストチームの方だった。そして、彼らは前半にさらに2ゴールをあげた。

バークリー選手はニアポストにシュートを放ったが、アドリアン選手に止められる。レッズのテクニカルエリアではバークリー選手がオフサイドポジションにいた事を主張していたが、プレーは続行された。その直後のコーナーキックからのクリアボールに合わせたマッギン選手の初シュートがファンダイク選手に当たり、ボールはゴールに吸い込まれた。

その後、39分に、右から左に蹴られたフリーキックに反応したトレセゲ選手がボックス内に折り返すと、フリーでいたワトキンス選手がヘディングシュートを決め、ハットトリックを達成した。

後半

クロップ監督は後半から南野拓実選手を起用した。この日本代表選手はケイタ選手に代わって起用されたが、リヴァプールは10分でさらにリードを広げられた。

レッズのエリア外でバークリー選手とグリーリッシュ選手がパス交換をすると、前者のシュートがトレント・アレクサンダー=アーノルド選手に当たってループ気味となり、ボールはアドリアン選手の手の届かないファーサイドの隅に吸い込まれて行った。

60分のサラー選手の追加点は、クロップ監督に微かな希望を与えた。このNo.11はフィルミーノ選手からの鋭いパスを受け取り、右ポストの内側に冷静なシュートを決めた。

しかし、それはビジターチームにとってわずかな猶予に過ぎなかった。

アストン・ヴィラは、グリーリッシュ選手の後半半ばのゴールで6ゴール目を追加する。彼のシュートは、ボールがファビーニョ選手に当たり左側に流れため、アドリアン選手は反応できなかった。

そして、ホームキャプテンは、75分にリヴァプールのバックラインの背後に抜けてフリーでボールをもらい、キーパーとの1対1で低いチップキックシュートを打ってゴールを決めた。

後に、ワトキンス選手はシュートをクロスバーに当て、再びレッズのゴールを脅かした。現チャンピオンはヴィラ・パークで非常に残念な結果を残してしまった。