リヴァプールは現地時間火曜日の夜、アンフィールドでFCミッティランに2-0で勝利し、チャンピオンズリーグ・グループDの首位に浮上した。

前半はゴールのチャンスがほとんどなく、さらには不幸にもファビーニョ選手の負傷も重なってしまったものの、後半早々にレッズは先制に成功した。

トレント・アレクサンダー=アーノルド選手とジェルダン・シャチリ選手の流れるような展開から、最後はディオゴ・ジョッタ選手がゴールを決めた。このポルトガル人FWにとっての3得点目がレッズのクラブ史上10,000ゴール目となった。

後半アディショナルタイムにはモハメド・サラー選手もPKを沈め、ユルゲン・クロップ監督のチームが勝ち点を獲得した。レッズはこれでグループリーグでの戦績を2戦2勝としている。

アタランタBCとAFCアヤックスが2-2で引き分けたことにより、L4での試合の結果、リヴァプールは2ポイント差でグループ首位に立った。

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クロップ監督は4人のメンバー変更を行い、スターティングイレブンにはジェームズ・ミルナ―選手、南野拓実選手、ディヴォック・オリギ選手、シャチリ選手が名を連ねた。

前半

厳しい寒さとなったこの夜、初となる両クラブによる対戦を見届けるサポーターの姿はなかったが、アンフィールドではあのチャンピオンズリーグアンセムが流れる中、両チームが姿を現した。

3分にミッティランがこの試合最初のチャンスをつくる。アンダース・ドレイヤー選手がオンサイドをキープしながらうまく弧を描いて走り込み、背後からのパスを受けた。

このウィンガーはボールをゴールに向かって左に持ち出した。ファビーニョ選手はスライディングで食い止めようとしたものの、最終的にはアリソン・ベッカー選手が低めのシュートを慎重に止めなければならなかった。

対照的に、リヴァプールの攻撃は、最初の20分間で同じようなチャンスはほとんど得られなかった。アレクサンダー=アーノルド選手が相手ディフェンスの隙間へ際どいクロスを送ったが、南野選手にはわずかに合わなかった。

ファビーニョ選手が負傷で試合の続行が不可能になったため、ホスト側は前半30分にならないうちに選手交代を余儀なくされた。19歳のリース・ウィリアムズ選手が投入され、ジョー・ゴメス選手とコンビを組んだ。

クロップ監督の采配でチームの勢いは維持されようとしていた。コーナーキックに合わせたジョッタ選手のシュートは枠を外れ、ミルナー選手がエリア内で放ったシュートは相手にブロックされた。デンマーク王者は崩れることなく比較的安定した姿勢を保っていた

そして前半は膠着状態のまま終了を迎えた。

後半

後半に入ってチームがピッチに戻ってくると、ジョルダン・ヘンダーソン選手に代わってジョルジニオ・ワイナルドゥム選手が中盤に入った。レッズは後半開始から10分後に突破口を開く。

それは真のクオリティを誇る突破から生まれる。アレクサンダー=アーノルド選手がシャチリ選手とのワンツーから右サイドに侵入する。シャチリ選手のリバースパスがアレクサンダー=アーノルド選手のランニングにぴたりと合い、そのまま6ヤードの距離のボックス内にボールを冷静に流しいれ、待っていたジョッタ選手が難なく押し込んだ。

このゴールがリヴァプール史上10,000ゴール目となった。

クロップ監督はすぐさま、攻撃面でサディオ・マネ選手とサラー選手の2選手をオリギ選手と南野選手の代わりに投入し、リードをさらに広げようとした。

ビジター側は絶え間ないプレッシャーを受けていたが、残り15分を切った時間にゴール前で同点に追いつくチャンスを作った。

リヴァプールのボックス内に入ってきた交代出場のエヴァンデル選手が、バランスを保ちながらポジションを変えてシュートを打ったが、左隅に向かって放たれたボールは枠を外れた。

途中出場のロベルト・フィルミーノ選手が試合終了2分前に試合を決定づけていたかもしれない。アレクサンダー=アーノルド選手がエリア内でマークされていなかったフィルミーノ選手を見つけ出したが、シュートは枠の上に外れた。

ドレイヤー選手がドリブルでゴメス選手をかわし、アリソン選手との1対1に持ち込んだ。しかし、彼の浮かせたシュートは右サイドネットに当たった。

一方でレッズがアディショナルタイムにリードを2点に広げることになる。アレクサンダー=アーノルド選手からのスルーパスを受けようとしたサラー選手がパウリーニョ選手にファウルを受けた。それで得たPKでゴールを決めて、最終的な勝ち点3を決定的なものにした。