リヴァプールは、土曜日の昼間に行われたプレミアリーグの試合で素晴らしいパフォーマンスを見せ、ホームのクリスタル・パレスを7-0で下した。

ロベルト・フィルミーノ選手とモハメド・サラー選手が、南ロンドンでそれぞれ2得点を記録し、南野拓実選手、サディオ・マネ選手、そしてジョーダン・ヘンダーソン選手らもゴールを獲得した。

ここでは昨日の試合から注目すべきポイント7つ取り上げよう。

パレス 0-7 リヴァプール:今すぐハイライト動画を見よう

クリスマスツリーのトップ

今回の勝利で、リヴァプールはクリスマスをプレミアリーグ首位の状態で過ごすことになる。

ユルゲン・クロップ監督のチームにとって、12月25日をリーグ首位の状態で過ごすのは3年連続のことである。

セルハースト・パークで彼らが決めた非常に卓越したゴールが、現在の順位を確定させた。

「今日の彼らは、明らかに得点を決めることができるスパイクを履いているように見えた」と、クロップ監督は試合後に評価した。

おそらく最も興奮したゴールは、3点目のリヴァプール3人の動きで崩した場面だろう。

トレント・アレクサンダー=アーノルド選手が右サイドバックの位置からフィルミーノ選手にパスを送り、ボールを受けた彼は左サイドのアンディ・ロバートソン選手にサイドチェンジした。

その後、ロバートソン選手が前進し、ボックス内に完璧なパスを送った。後ろから長い距離を走ってきたフィルミーノ選手がボールをコントロールし、ネットを揺らした。

素晴らしいゴールに続いて、後半開始早々には、ヘンダーソン選手がエリア外からカーブをかけるようなシュートで得点した。

しかし、そのゴールに負けじと、サラー選手がこの試合2点目となる美しいゴールを遠くから決めた。エリア外から放ったシュートはゴール隅に入り、相手キーパーは防ぐことが出来なかった。

たくさん生まれた記録

どの記録についてから話していこうか?

クラブが、プレミアリーグのアウェイ戦で7点差をつけて勝利したのは初めての快挙だ

またクロップ監督は、リーグ戦127勝目を挙げ、ラファエル・ベニテス氏を抜いてプレミアリーグ史上最多勝利を挙げたリヴァプール監督となった。

7-0にしたサラー選手のゴールは、クロップ監督体制後のリヴァプール600得点目となった。この記録は、合計288試合をこなした中で樹立したもので、クラブ史上最速の数字である。

土曜日に生まれたゴールは、全て異なる選手からのアシストによるものだった。試合中に7人もの選手がそれぞれのゴールをアシストしたのは、リーグ史上初の記録である。

一方マネ選手は、直近のパレス戦7試合すべてで得点しており、サポーターのリー・スワンさんへのゴールパフォーマンスを行った。このスピードスターは、イーグルスからプレミアリーグ史上最多の10得点を挙げている選手である。

なんて日だ。

ファイナルサードでの連係

得点者とアシストした選手を見ると、サラー選手はこの試合で33分しかプレーしていないということを覚えておくべきだろう。

この日は、クロップ監督が最近のコンディションを考慮しベンチスタートにさせた。背番号11番が出場して最初に行ったプレーは、フィルミーノ選手への絶妙なスルーパスだった。

サラー選手のフォワードパートナーは、相手キーパービセンテ・グアイタ選手の上を越す繊細なループシュートを決めた。

このパスは、リヴァプール得点演出のために生み出したサラー選手とフィルミーノ選手による17回目の連係プレーだった。

ロビー・ファウラー氏とスティーブ・マクマナマン氏による連係プレーによって生まれたゴールは、クラブ史上最多の24点である。今日からシーズン終了までの間、彼らの記録にどれくらい近づけるのか楽しみだ。

立ち上がり

クロップ監督によると、週の半ばに行われたトッテナム・ホットスパー戦の試合前に、ジョルジニオ・ワイナルドゥム選手が「前半をまた無駄にするな!」と叫んだそうだ。

リヴァプールは、この言葉を肝に銘じ、セルハースト・パークで素晴らしいパフォーマンスを見せた。彼らは、試合開始わずか125秒で先制点を獲得したのだ。

このゴールは、2014年11月のパレス戦でリッキー・ランバート氏が試合開始わずか90秒で得点して以来、プレミアリーグアウェイ戦でのクラブ最速ゴールとなった。

ワイナルドゥム選手の言葉を裏付けるデータがある。クロップ監督のチームは、現在プレミアリーグ94試合のうち、先制点を入れたにも関わらず敗北した試合がたったの1試合だけである。

南野選手の節目

南野選手は、レッズに加入してちょうど1年が経った日にプレミアリーグ初ゴールを決めた。

開始から2分が経過したところで、ザルツブルグにいた頃の彼の持ち味であった落ち着きと高い能力が発揮されたように見えた。

ボックス内でマネ選手からボールを受けた18番は、1度スペースを作るためにキックフェイントをし、その後ゴール下の隅に流し込んだ。

これにより、南野選手はプレミアリーグでゴールを決めた7人目の日本人選手となった。

アシストモンスターのアンディ

ロバートソン選手の決断力と素晴らしいクロスが、フィルミーノ選手の1点目をアシストした。26番のアシストは、今に始まったことではない。

2018年8月以降、プレミアリーグでロバートソン選手より多くのアシストを記録した選手は1人しかいない。左サイドバックは、合計28アシストを記録しており、マンチェスター・シティのケビン・デ・ブライネ選手より1アシスト多い状態だ。

「チームに貢献できたこと、28アシストを記録できたことは明らかに嬉しい。もっと多くのアシストしたい」とロバートソン選手は語った。

スコットランドの27番を追いかけるのは、サイドバック仲間のアレクサンダー=アーノルド選手だ。土曜日に試合では、ヘンダーソン選手のゴールをアシストし、記録を更新させた。

オックスの復帰

パレス戦勝利から得たもう1つの明るいニュースは、アレックス・オックスレイド=チェンバレン選手の復帰だ。

「オックスがピッチに戻ってきたのを見られたことが何より嬉しかった」と、チームメイトのロバートソン選手が試合後にコメントしている。

ミッドフィルダーは、試合時間残り15分の場面でフィルミーノ選手と交代し、今季初出場を果たした。

背番号15番は、オーストリアでのプレシーズンキャンプ中に膝を負傷して以来、チームを離脱していた。

彼は試合終盤にサラー選手の2点目をアシストし、インパクトを与えた。

「再始動!」と、彼はインスタグラムに投稿した