リヴァプールは、現地時間日曜日の夜にアンフィールドでウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンとのリーグ戦に臨み、試合は1-1のドローに終わった。

サディオ・マネ選手が、ジョエル・マティプ選手のパスを胸でコントロールすると、そのまま振り向きざまのシュートを突き刺し、レッズが早い時間帯に先制する。

しかし、ウェスト・ブロムは82分に、セミ・アジャイ選手のヘディングシュートがゴールに吸い込まれ、レッズは同点に追いつかれた。

ロベルト・フィルミーノ選手が試合終了間際に勝ち越しゴールを決めたかに思われたが、至近距離からのシュートは惜しくもサム・ジョンストン選手のファインセーブに阻まれた。

チームニュース

リヴァプールは前節のクリスタル・パレス戦から先発メンバーを2選手入れ替え、南野拓実選手とナビ・ケイタ選手の代わりにモハメド・サラー選手とカーティス・ジョーンズ選手が起用された。

ジェームズ・ミルナ―選手とジェルダン・シャチリ選手は、それぞれの怪我から復帰し、今節はベンチに入った。

試合内容

リヴァプールはリーグ連覇に向けた首位固めを目指し、2020年最後のホームゲームに臨んだ。

しかし、ウェスト・ブロムがチャンピオンを自由にプレーさせないようにしていることは、序盤ですでに明らかだった。

ボールを支配していたレッズは、6分にアンディ・ロバートソン選手がエリア内にお馴染みの高速クロスを送ったが、ファーサイドにいたサラー選手にはわずかに合わなかった。

しかし、ウェスト・ブロムの城壁は12分に崩れる。マテップ選手がハーフウェーラインやや敵陣側からボックス内へ浮き球のパスを送る。そのパスをマネ選手が胸でコントロールし、そのまま軽やかに反転してシュートを放つと、GKジョンストン選手はなすすべもなく先制点が生まれた。

その後、背番号10がヘディングでゴールを狙ったがボールは枠を逸れてしまった。また、トレント・アレクサンダー=アーノルド選手からの低い弾道のクロスにマネ選手が反応して押し込もうとしたが、ダルネル・ファーロング選手のつま先に阻まれてしまい、ゴールとはならなかった。

34分には、ロバートソン選手のフリーキックをダラ・オシェイ選手がヘディングでクリアし、そのセカンドボールをサラー選手が拾いそのままシュートを放ったが、クロスバーを越えてしまった。リヴァプールは前半のうちに追加点を奪うことができなかった。

後半開始からすぐの時間帯にリードを広げるチャンスがレッズに訪れる。ジョルジニオ・ワイナルドゥム選手の落としを受けたジョーダン・ヘンダーソン選手が、ボックスの外からミドルシュートを狙ったが、枠を捉えることはできなかった。

52分にはカーラン・グラント選手がアリソン・ベッカー選手にプレーをさせることになる。しかし、背番号1はグラント選手のシュートを難なくセーブした。

リヴァプールは60分過ぎにマティプ選手が負傷退場し、交代を余儀なくされたため、同選手に代わってリース・ウィリアムズ選手が投入された。

レッズは直後にも2点目を奪ったかに思われた。しかし、サラー選手は、ワイナルドゥム選手からの高めのクロスにうまく合わせることができず、ヘディングシュートは枠上に飛んでしまった。

試合時間も最後の15分に突入し、アリソン選手がチャンピオンのリードを守ることになる。グラント選手がウィリアムズ選手を振り切ってエリア内に進入したが、シュートはブラジル人GKが防いだ。

アレクサンダー=アーノルド選手の25ヤードの距離からの直接FKは枠を外れた。ウェスト・ブロムは残り8分で、ショートコーナーの流れから最後はアジャイ選手のヘディングがポストに当たりゴールに吸い込まれ、レッズは同点に追いつかれた。

終了間際にはフィルミーノ選手が決勝点を奪ったかに思われた。アレックス・オックスレイド=チェンバレン選手のクロスにフィルミーノ選手が合わせたが、GKジョンストン選手の好セーブに阻まれてしまった。