現地時間金曜日の夜にリヴァプールは若手中心のアストン・ヴィラに4-1で勝利し、FAカップ4回戦へと駒を進めた。

カーティス・ジョーンズ選手のアシストからサディオ・マネ選手が正確なヘディングで開始早々にリードをレッズにもたらしたが、前半終了4分前にヴィラのルイ・バリー選手に同点弾を許してしまった。

それでも後半の5分間のうちにジョルジニオ・ワイナルドゥム選手、マネ選手、モハメド・サラー選手の3ゴールで勝利を手中に収め、現地時間月曜日に組み合わせ抽選会が行われる予定となっている次のステージへの進出を決めた。

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ユルゲン・クロップ監督は6選手を入れ替え、ゴールマウスにはクィービーン・ケレハー選手が、フロントスリーの一角には南野拓実選手がそれぞれ起用された。

また、先発メンバーにはネコ・ウィリアムズ選手、リース・ウィリアムズ選手、ジェームズ・ミルナ―選手、ジョーンズ選手も名を連ねた。

ヴィラのクラブ内でCOVID-19の陽性反応が多数確認され、ヴィラはファーストチームでの試合が不可能になったため、ヴィラはU23とU18の選手を中心としたメンバー編成となった。

リヴァプール:ケレハー、N. ウィリアムズ、R. ウィリアムズ、ファビーニョ、ミルナ―、ヘンダーソン(46分交代 チアゴ)、ワイナルドゥム、ジョーンズ(61分交代 シャチリ)、マネ(74分交代 オックスレイド=チェンバレン)、南野(61分交代 フィルミーノ)、サラー(74分交代 オリギ)

サブ(出場機会なし):アリソン、ロバートソン、フィリップス、アレクサンダー=アーノルド

前半

リヴァプールは、ヴィラ・パークでの試合開始わずか4分でリードを奪う。

マネ選手が右サイドからのジョーンズ選手の鋭いクロスに頭で合わせた。この背番号10は相手のGKアコシュ・オノディ選手とニアポストの間にボールを流し込んだ。

ワイナルドゥム選手がリードを2点に広げるかに思われた。サラー選手がゴール前に浮き球のパスを出すと、南野選手の頭上を越えてオランダ人MFのもとに渡る。このMFは右足インサイドで合わせるも、ボールは枠の上に飛んでしまった。

オノディ選手はこの後2つのファインセーブをみせ、ビジター側のさらなるリードを阻む。

コーナーキックの流れから、エリア内にいたファビーニョ選手がこぼれ球に合わせてゴールに流し込もうとしたが、相手GKがかろうじて触る。そのセカンドボールから後ろから走りこんだマネ選手が直接ゴールを狙うも、またしてもオノディ選手が素早い反応をみせてシュートをブロックした。

一方のヴィラはカイン・ヘイデン選手が逆サイドのラマール・ボハルデ選手を狙って深めのクロスを送ったが、ここはジョーンズ選手が安全にクリアしてケレハー選手をうまくカバーした。

前半終了10分前にサラー選手はボックスの端から切り込んで枠の右下隅にシュートを放ったが、シュートはオノディ選手に阻まれた。

しかし、この試合2点目のゴールがヴィラに生まれる。

カラム・ロウ選手がリヴァプールのディフェンスラインの間にスルーパスを通す。このパスを受けたバリー選手はそのままドリブルで持ち込み、ケレハー選手と1対1の状況を作ると、落ち着いてネットを揺らすシュートを決めた。

ジョーンズ選手のミドルシュートは、オノディ選手が飛びついてセーブされてしまう。ハーフタイムの時点でのスコアは1-1のまま、両サイドはドレッシングルームに引き上げた。

後半

クロップ監督は後半の頭からジョーダン・ヘンダーソン選手に代えてチアゴ・アルカンタラ選手を投入した。

リヴァプールは相手陣地でのプレーを続けるなか、ファビーニョ選手がヘディングでのシュートを狙ったがオノディ選手の正面だった。その後にもサラー選手がゴールを決めたかに思われたが、得点は取り消しとなった。

チアゴ選手の美しいパスがヴィラの最終ラインを切り裂き、走りこんだネコ・ウィリアムズ選手にピタリと合う。ネコ・ウィリアムズ選手は中央のサラー選手を目掛けてパスを出す。サラー選手のシュートは、一度は防がれるも、GKが弾いたボールを再度押し込んだ。しかし審判はサラー選手がオフサイドだったとの判定を下した。

それでもレッズは、5分間で立て続けに3ゴールを奪い、この試合の勝利を確実なものにする。

サラー選手と南野選手のコンビネーションから、ゴールから16ヤードの距離にいるワイナルドゥム選手にボールが渡る。この背番号5は狙いすましたシュートをゴール右隅に流し込み、レッズにリードをもたらした。

その後、監督はロベルト・フィルミーノ選手とジェルダン・シャチリ選手をピッチに送り込んだ。そしてシャチリ選手は投入からすぐに2ゴールを演出する。

このスイス代表は、ヴィラのボックス内のマネ選手を目掛けて浮き球のパスを送る。マネ選手のヘディングシュートはゴールキーパーを越えて逆サイドのネットに吸い込まれた。

そしてシャチリ選手は、サラー選手のゴールもアシストする。足元にボールを収めたサラー選手はすぐにターンすると、低い弾道のシュートをワイナルドゥム選手のゴールと同じ位置に決めた。

試合終盤には試合をコントロールしていたチアゴ選手の素晴らしいシュートがクロスバーを叩いた。この試合の結果、リヴァプールはFAカップ4回戦に名を連ねることになった。