マッチレポート：レッズはアンフィールドでユナイテッドとスコアレスドローに終わる

レッズはロベルト・フィルミーノ選手のゴールで均衡を破るかに思われたが、このブラジル人FWがこぼれ球に反応して放ったシュートはGKダビド・デ・ヘア選手の正面だった。

ユナイテッドにも試合に勝利するチャンスがあった。しかし、ポール・ポグバ選手の至近距離からのシュートはアリソン・ベッカー選手がファインセーブで阻止した。試合は勝ち点を分け合う結果となった。

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リヴァプールは前節のリーグ戦から1人を入れ替え、ジェルダン・シャチリ選手が中盤のポジションで先発した。

ジョエル・マティプ選手は現在も離脱中で復帰に向けて調整を続けているため、この試合ではジョーダン・ヘンダーソン選手がディフェンスラインに入った。

前半

今節はチャンピオンが首位への返り咲きを目指す試合になったとともに、ユルゲン・クロップ監督にとってのプレミアリーグ通算200試合目でもあった。

レッズは、首位に立つユナイテッドと勝ち点3差でこの試合に臨んだ。

試合前には、先日亡くなったジェリー・マースデン氏を追悼し、1分間の拍手が送られた。

ホームチームは試合の立ち上がりから積極的なプレーをみせる。アンディ・ロバートソン選手が序盤に2本のシュートを放つも、1本はサイドネットに、もう1本のハーフボレーはクロスバーの上に飛んでしまった。

17分、リヴァプールは得点機を迎える。シャチリ選手からボールを受けたサディオ・マネ選手はフィルミーノ選手にボールを落とすも、ブラジル人FWのシュートは枠に飛ばなかった。

その数分後にも、素早い崩しから最後はフィルミーノ選手がエリア内から強烈なシュートを放つも、ヴィクトル・リンデルフ選手にブロックされてしまう。また、ジョルジニオ・ワイナルドゥム選手もゴールを狙ったが、ここも相手のスコット・マクトミネイ選手の身体を張ったブロックで防がれてしまった。

ユナイテッドの最初のシュートは34分だった。20ヤードの距離からのフリーキックをブルーノ・フェルナンデス選手が直接狙ったが、シュートはわずかに枠を外れた。

一方のレッズは、モハメド・サラー選手がエリア内へ侵入しようとドリブルで仕掛けた後のこぼれ球にフィルミーノ選手が反応してシュートを打つも、デ・ヘア選手の正面に飛んでしまった。スコアに動きがないまま前半が終了し、両チームはドレッシングルームへと引き上げた。

後半

後半開始後も試合は前半と同じように、リヴァプールがボールを保持する展開が続いた。

しかし、ホーム側はフェルナンデス選手にボックス内まで侵入されてしまい、あわやユナイテッドの得点になりかけたが、ここはファビーニョ選手のディフェンスで難を逃れた。

一方、ロバートソン選手のクロスにフィルミーノ選手がファーサイドで合わせたが、相手のハリー・マグワイア選手にブロックされた。

60分過ぎにはフィルミーノ選手の好プレーからサラー選手が低い弾道のシュートを放つも、ポストの右に流れてしまい先制点とはならなかった。

75分には、ルーク・ショー選手の折り返しにフリーになっていたフェルナンデス選手にエリア内で合わせられてしまったが、GKアリソン選手が至近距離からのシュートを防いだ。

一方、チアゴ選手がスペースに持ち上がり、深いカットインから強烈なミドルシュートを狙うも、デ・ヘア選手によって弾き出されてしまった。

試合終了が迫るなか、ポグバ選手が確実に決めると思われたシュートをアリソン選手が素晴らしいセーブで防ぎ、ユナイテッドのMFは頭を抱えた。このまま試合はドローで終了した。