現地時間日曜日の午後に行われたウェスト・ハム・ユナイテッド戦にレッズは3-1で勝利した。この結果、リヴァプールはプレミアリーグ3位に順位を上げている。

ロンドン・スタジアムでの前半は両チームともに無得点に終わったが、後半にモハメド・サラー選手が4シーズン連続で20ゴールの記録を達成することになる得点を含む2ゴールを決めて、レッズの勝利を確かなものにした。

サラー選手の1ゴール目は、エリア内に生み出した得意の間合いからファーの隅にシュートを決めた。2ゴール目は、トレント・アレクサンダー=アーノルド選手、ジェルダン・シャチリ選手とつないだ電光石火のカウンターアタックを見事に仕留めた。

試合終了のホイッスルが迫っていた時間帯には、ロベルト・フィルミーノ選手のアシストからジョルジニオ・ワイナルドゥム選手が3点目を決めた。ハマーズはクレイグ・ドーソン選手のゴールで1点を返した。

この結果、ユルゲン・クロップ監督サイドは順位表でレスター・シティをかわして3位に浮上した。また、マンチェスター・ユナイテッドとの勝ち点差は1に、首位マンチェスター・シティとの勝ち点差は4に、それぞれ縮めている。

チームニュース

リヴァプールは、今週2度目の首都でのアウェーゲームで3人のメンバー変更を行った。センターバックには怪我のジョエル・マティプ選手に代わってナサニエル・フィリップス選手が入った。

ベンチスタートのフィルミーノ選手とトッテナム・ホットスパー戦で筋肉系の軽い怪我を負ったサディオ・マネ選手の代わりには、ディヴォック・オリギ選手とシャチリ選手が先発に起用された。

前半

レッズはスパーズに勝利した自信そのままに、ロンドン・スタジアムでの試合の立ち上がりに臨んだ。

前半5分には早くもオリギ選手が最初のシュートを放つ。

ペナルティエリアの左サイドで、シャチリ選手がウェスト・ハムのディフェンスラインの裏にパスを送ると、それを受けたオリギ選手はすぐにシュートを打ったが、ニアポストの枠外に外れてしまった。

直後にはワイナルドゥム選手が25ヤードの距離からミドルシュートを放つもクロスバーの上に外れた。その後のリヴァプールは、ボールは保持するもののハマーズのゴールを脅かすことができない時間が続いた。

次のチャンスはホーム側だった。左サイドから折り返されたボールがボックス内のパブロ・フォルナルス選手の足元にこぼれる。フォルナルス選手のシュートはジェームズ・ミルナ―選手に当たりコースが変わったが、アンディ・ロバートソン選手がヘディングでクリアした。

27分には、これに似たようなシーンがシャチリ選手に訪れる。

ボックス内のサラー選手のパスにスイス代表が反応してゴールを狙ったが、シュートはドーソン選手のブロックに阻まれてしまった。

その後は再び均衡が続いたが、前半は両チームにチャンスが生まれてから終了することになる。ファーサイドで待っていたミハイル・アントニオ選手がクロスに頭で合わせたが、ボールはアリソン選手の正面だった。

チアゴ・アルカンタラ選手が左サイドからハマーズのエリア内へと素晴らしいパスを通し、ニアポスト近くに走りこんだオリギ選手にピタリと合う。しかし、難しい角度からのシュートだったために枠をとらえることはできなかった。

サラー選手は20ヤードの距離からシュートを放つも、ウカシュ・ファビアンスキ選手にセーブされてしまった。試合はスコアレスのまま前半終了のホイッスルが鳴った。

後半

リヴァプールは後半開始から4分後に、決定的なブロックでチャンスを阻まれてしまった。

左サイドを持ちあがったオリギ選手が自ら仕掛けてそのまま中央のサラー選手にボールを折り返す。サラー選手はダイレクトで合わせたが、これはアーロン・クレスウェル選手に阻まれてしまった。

ウェスト・ハムは、アントニオ選手がボックス内でボールをキープし、そのまま反転してシュートを打ったが枠の右側に外れた。

レッズの監督は最初の交代カードを切り、ミルナー選手に代えてカーティス・ジョーンズ選手を送り出した。57分にはこのアカデミー出身選手がすぐにインパクトを残す。

ジョーンズ選手は中央にボールを運んでチャンスを作ると、サラー選手にボールを渡す。エジプト人FWは巧みなフットワークで十分なスペースを作ると、そのまま逆サイドネットにシュートを決めた。

リヴァプールは68分にもサラー選手のゴールで点差を2点に広げ、試合の流れをさらに自分たちに引き寄せる。

カウンター攻撃はロバートソン選手がウェスト・ハムのコーナーキックをクリアしたところから始まる。右サイドのアレクサンダー=アーノルド選手は逆サイドにロングパスを出すと、左サイドのシャチリ選手がダイレクトでサラー選手へとボールを送る。

背番号11は右足で巧みにボールをトラップすると、左足でファビアンスキ選手の守るゴールにボールを流しこみ、決定的なゴールを決めた。

途中出場のフィルミーノ選手とアレックス・オックスレイド=チェンバレン選手の連携から、最後はボックス内でフリーになったワイナルドゥム選手がチーム3点目を決めた。

ドーソン選手にコーナーキックからシュートを決められてしまい、ハマーズに1点を返しされたが、リヴァプールは3日間で2勝目となるロンドンでの勝利を手にした。