リヴァプールは、現地時間水曜日の夜にアンフィールドでブライトン&ホーヴ・アルビオンに1-0で敗れた。ユルゲン・クロップ監督は、この敗戦について反論の余地はないと話した。

56分にダン・バーン選手がヘディングでゴール前の危険なエリアにボールを折り返したところで、スティーヴン・アルザテ選手がこの試合唯一のゴールを押し込んだ。これが決勝点となり、リヴァプールは黒星を喫した。

レスター・シティがフルハムに勝利したため、クロップ監督のチームはプレミアリーグの順位を4位に落としている。

クロップ監督の試合後の記者会見のコメントは以下のとおり。

試合の評価について

第一に、ブライトンが試合に勝利した。勝利に値するチームだった。今夜の彼らは我々よりもフレッシュで、良いプレーをしていた。我々は何度も簡単にボールを失ってしまった。ブライトンを相手にしたときの最善のディフェンス方法は、ボールをキープし、自分たちのサッカーをすることだ。自分たちのサッカーができていたときには、少なくとも試合のコントロールはできていたが、チャンスはそれほど作ることができなかった。他の記者会見でも何度も言ったことだが、私の目には今夜のチームは、かつてのように、疲弊しているように映った。精神的に疲弊し、それが原因で最高の状態ではなかったようだ。タフな週だったし、今日の我々はフレッシュではなかった。ブライトンの布陣を突破するには不十分な状態だったんだ。最終的にブライトンはゴールを奪った。我々がそうだったように、彼らもチャンスを作っていた。けれども彼らは得点し、勝つに値したんだ。

現在のプレミアリーグの順位について

シティとの勝ち点差は私も把握している。私がリヴァプールの監督であるから私から言うべきだし、我々は去年のチャンピオンだからいつも聞かれるが、そういうときは「ああそうだ、僕らはチャンピオンになりたい」と言わないといけない。確かにチャンピオンにはなりたいが、そのためには王者に値する試合をしなければならないし、王者に値するパフォーマンスを見せなければならない。今の我々にはそれができていない。それが事実だ。勝ち点3や他の目的のために戦っている。日曜日の試合で誰が勝ち点3を手にするかはまだわからないけども、我々はもっと良いプレーをしなければならないし、そのために努力していくつもりだ。現時点での勝ち点差はこれまでの結果の積み重ねであり、決して良いものではない。我々が何かしらの影響を与えることができるのは次の試合であり、そのために努力する。今夜の試合では、それが十分ではなかった。我々はそれを自覚しているし、何かしらの変化を加えていく。

ブライトンのパフォーマンスに何らかの驚きがあったかについて

まったくなかった。試合前にも言ったが、ブライトンの試合はよく見ている。彼らは良かった。彼らは何度かカウンターアタックを仕掛けてきて、そのカウンターに対して我々は懸命に対応した。クィービーン(・ケレハー)が素晴らしかったおかげで、チームもゲームに集中できた。もし1-0でリードしていたら、相手ははカウンターアタックをしてこなかったはずだ。彼らはゴールを決めて、明確なアイデアを持っていた。ボールを回したり、バーンにボールを収めたりして、そこを起点に攻めていた。我々にもチャンスはあった。繰り返しになるが、ブライトンに対する最善のディフェンス方法は、ボールをキープすることであり、ボールをキープするためには、AからBにボールをパスしなければならない。このときAもBもリヴァプールの選手でなければならない。我々が彼らの足元にボールを出していたがために、何度も何度もBがブライトンの選手だったときがあった。それによりブライトンは間違いなくプレーしやすかったはずだ。だが、私にとってはブライトンのパフォーマンスに驚きなどはなかったよ。

サディオ・マネ選手とディオゴ・ジョッタ選手の復帰までにあとどれくらいかかるかについて

正確にはわからないが、ディオゴはあと数週間、2週間から4週間程度だろう。とはいえ、私には定かではない。そしてサディオについてだが、様子を見ているところだ。週末の試合には出場できる状態かもしれないが、わからない。今日の全体練習には参加していない。また様子を見ていく。

チームが精神的に疲労しているとあったが、4日後には次の試合が控えているなかで、選手のコンディションを好転させる難しさについて

難しいね。私が英語のネイティヴスピーカーではないことを忘れないでほしい。私にとって今夜は本当にタフだった。タフな試合が2試合続いて、気落ちしているという意味で精神的に疲れているわけではない。ただ、今夜についてはメンタルが十分にフレッシュではなかったのは確かだ。そういう意味で言ったのであって、落ち込んでいるわけでも何でもない。私はネイティヴではないことを忘れないでほしいし、私の下手な英語からストーリを作り上げないでほしい。フレッシュではなかったことは事実であり、ここからフレッシュな状態に戻さねばならない。先ほども言ったようにそれは難しいことだ。試合が終わってから少ししか経っていないまま試合内容についての説明を考えて、それに取り組むのが私の仕事だ。私だけでなく、皆さんもよくご存知のように、今夜のプレーよりもさらに良いパフォーマンスを披露できる選手たちなんだ。今日の敗因として2つの理由が挙げられるだろう。1つは彼らが良いプレーをしたくなかったからというもの。この理由はおそらく違うということには皆さんも同意してくれると思う。ではなぜうまくいかなかったのか?その原因を解明しなければならない。今日までの2試合を戦っていくなかで、私自身も大変だった。ロンドンに行って、そこで試合をして、夜遅くに帰路につき、次の日は少しトレーニングをして、またロンドンに行って、帰ってきてから明らかに調子のよかったブライトンと試合をする。大変なことだ。我々にリカバリーの時間はあと1日ある。これまでに何度もリカバリーの時間については話してきたし、この状況は世間がフットボール選手やいわゆる身体をどう見ているのかをよく表している。この話が我々の利益になるといいね。