リヴァプールは、ブダペストで行われたチャンピオンズリーグのラウンド16ファーストレグでRBライプツィヒを2-0で破り、印象的なパフォーマンスを披露した。

後半8分、モハメド・サラー選手が相手のバックパスに拾って抜け出し、得意な形でゴールを決め、レッズがリードした。

2点目はその直後に生まれた。サディオ・マネ選手が、ノルディ・ムキエレ選手のミスを拾って、ハンガリーの首都にあるプスカシュ・アレーナで決定的な得点を決めたことで、セカンドレグを残すユルゲン・クロップ監督率いるチームにリードをもたらした。

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リヴァプールは、ジェームズ・ミルナー選手がハムストリングを負傷し欠場した為、チアゴ・アルカンタラ選手を先発に復帰させるという1つの変更を加えた。

ベン・デイヴィス選手とディヴォック・オリギ選手がベンチ入りした。

前半

ドイツのCOVID-19に関する規制により、ライプツィヒのホームスタジアムでの開催が不可能となったため、ブダペストのプスカシュ・アレーナがこの試合のファーストレグの会場に選ばれた。

序盤はレッズがボールを支配していたが、前半5分にダニ・オルモ選手のチャンスがライプツィヒをリードに導く可能性があった。彼は、アンヘリーニョ選手のクロスをゴールから10ヤード離れた位置で合わせるが、そのシュートはポストに直撃した。

リヴァプールは試合の流れを取り戻すと、すぐに2回チャンスを作り出した。まず、トレント・アレクサンダー=アーノルド選手のスルーパスに抜け出したサラー選手が、ボックス内へスピードを上げて走り込んだが、元レッズのペテル・グラーチ選手の強烈な腕に阻まれた。

クロップ監督のチームはすぐに試合の主導権を握り直し、カーティス・ジョーンズ選手がロベルト・フィルミーノ選手にスルーパスを送った。しかし、このチャンスで背番号9のシュートはサイドネットに当たった。

次に、フィルミーノ選手とサラー選手による絶妙なパス交換から、前者がゴール前にクロスを上げるが、そのボールにヘディングで合わせたマネ選手のシュートは、クロスバーを超えた。

前半30分が経とうとした時、アウェイチームにまたしてもチャンスが来た。今回は、グラーチ選手がゴール前から飛び出して、マネ選手がシュートするのを防いだ。しかし、彼のクリアはアンディ・ロバートソン選手の元へ。彼は45ヤード地点からロングシュートを放つが、バーの上に外れた。

フィルミーノ選手のヘディングによるゴールは、マネ選手がクロスをあげた際に、ボールがラインを割っていたと判定され、得点にはならなかった。前半は無得点で幕を閉じた。

後半

ライプツィヒは、後半開始2分にリードを奪うことが出来そうだった。クリストフェル・エンクンク選手が、ジョーダン・ヘンダーソン選手の背後に抜け出すが、アリソン・ベッカー選手のファインセーブに阻まれた。

それでも、53分に均衡を破ったのはリヴァプールだった。

ケヴィン・カンプル選手のバックパスをサラー選手が拾って抜け出し、グラーチ選手を欺いてゴール隅に決めた。

レッズは、直ぐに2点目を追加した。ムキエレ選手がジョーンズ選手の前線へのロングボールをクリアしようとした際に判断を間違い、マネ選手がスピードを上げてゴールに流し込んだ。

ライプツィヒの攻撃は、アンヘリーニョ選手のシュートがポストの横へ外れ、また、オルモ選手がエリア内からシュートを打つが、ロバートソン選手にブロックされた。

試合時間が残り15分程になると、チアゴ選手とフィルミーノ選手に代わってアレックス・オックスレイド=チェンバレン選手とジェルダン・シャチリ選手が投入された。

アディショナルタイムには、ライプツィヒに得点差を減らすチャンスが訪れる。しかし、途中出場したファン・ヒチャン選手が飛び出したアリソン選手の横へシュートを外してしまった。これにより、リヴァプールは3月10日のセカンドレグを前に、ファーストレグで圧倒的なアドバンテージを手にした。