リヴァプールは現地時間日曜日の夜、シェフィールド・ユナイテッドを2-0で下し、久しぶりのプレミアリーグでの勝利を手にした。

前半はアーロン・ラムズデール選手の好セーブに阻まれたが、後半の序盤に生まれたカーティス・ジョーンズ選手のゴールでレッズが先制した。

サディオ・マネ選手がゴールネットを揺らすもオフサイドの判定によってゴールは取り消されてしまった。しかし65分に、ロベルト・フィルミーノ選手のシュートがキーン・ブライアン選手に当たってそのままゴールとなり、ビジターチームの優勢がさらに増した。

ブラモール・レーンでの勝利によってリーグ戦の連敗は4でストップした。また、現地時間木曜日にアンフィールドで対戦する5位のチェルシーとの勝ち点差は1ポイントに、4位のウェスト・ハム・ユナイテッドとの勝ち点差は2ポイントとなった。

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リヴァプールはアリソン・ベッカー選手が先日の知らせを受けた配慮から今節は欠場したため、代わりにアドリアン選手が先発出場した。また、負傷したジョーダン・ヘンダーソン選手に代わってナサニエル・フィリップス選手がセンターバックのポジションに入った。

副キャプテンのジェームス・ミルナー選手はベンチに入ったが、ディオゴ・ジョッタ選手は体調不良のためメンバー外となった。

前半

アドリアン選手が決定的な仕事をする。このスペイン人GKは、デビッド・マクゴールドリック選手の至近距離からのヘディングシュートに素早く反応を見せてゴールを割らせなかった。その後、フィルミーノ選手が1対1の場面を迎えたが、ここは相手のラムズデール選手が前半に生まれた印象的な5セーブのうちの最初のセーブを見せた。

その後、トレント・アレクサンダー=アーノルド選手のクロスにジョーンズ選手がファーサイドで合わせようとしたが、ゴールキーパーの飛び出しで防がれてしまった。その後もリヴァプールが攻撃のギアを上げていく中で、モハメド・サラー選手、アレクサンダー=アーノルド選手、ジョルジニオ・ワイナルドゥム選手が次々とゴールに迫ったが、いずれも先制点とはならなかった。

フィリップス選手がヘディングでつないだボールをフィルミーノ選手が巧みなタッチで前線の空いたスペースにパスを出すと、それを受けたサラー選手は強烈なシュートを放った。しかし、ラムズデール選手は11番のシュートにも反応しゴールを守った。

次はアレクサンダー=アーノルド選手のシュートが阻まれてしまう。マネ選手がイーサン・アンパドゥ選手から敵陣エリア内でボールを奪うと、この右サイドバックが中にカットインして左足でシュートを放った。しかし、ここでもラムズデール選手がボールを外に弾き出した。

オザン・カバク選手のオウンゴールは、オリ・マクバーニー選手のオフサイドで取り消された。その後、ワイナルドゥム選手が低い弾道のシュートを放つも弾かれてしまい、そのセカンドボールをフィルミーノ選手が中のマネ選手に折り返そうとしたが、クリアされてしまった。

後半

しかし、後半開始からわずか3分後にはラムズデール選手でもリヴァプールの攻撃を防ぐことはできなかった。

アレクサンダー=アーノルド選手がゴールライン上にボールを残してクロスを上げる。フィル・ジャギエルカ選手のクリアが中途半端になったところをジョーンズ選手がコントロールされたシュートでネットを揺らした。

ここまでの良い流れが得点に結びついたリヴァプールは、さらにホストチームを引き離そうとした。フリーになっていたマネ選手がワンタッチでゴールを奪ったかに思われたが、オフサイドフラッグが上がっていたため得点は認められなかった。

存在感を増していたアレクサンダー=アーノルド選手がシュートを放つも枠を外れた。一方で、マクバーニー選手がオリヴァー・ノーウッド選手のピンポイントクロスに合わせたが、これも枠外に流れた。その後、レッズは一瞬生まれたスペースを見逃さなかった。

フィルミーノ選手は、ジョーンズ選手、マネ選手とパス交換をしながらペナルティーボックス内へと侵入すると、細かなボールタッチから放ったシュートがブライアン選手にデフレクションしてゴールに吸い込まれた。

負傷から復帰したミルナー選手とナビ・ケイタ選手がベンチに戻ってきたリヴァプールは、試合終了間際にもアンディ・ロバートソン選手の低いクロスからサラー選手が今季25点目のゴールを決めるチャンスがあったが、ゴールとはならなかった。しかし、試合の結果には影響せず、最終的には貴重な勝ち点3を獲得した。