アリソン・ベッカー選手とファビーニョ選手は、現地時間木曜日の夜に行われるプレミアリーグのチェルシー戦で復帰する準備ができているようだ。

アリソン選手はお父様の訃報を受けて現地時間日曜日のシェフィールド・ユナイテッド戦を欠場していた。また、ファビーニョ選手も筋肉系の怪我で直近の4試合を欠場していた。

ユルゲン・クロップ監督は試合前の記者会見で次のようにコメントした。「アリは1週間を通してトレーニングをこなしたところだ。彼の実戦復帰が期待できる」

「ファブは脚の状態の関係もあって5つか6つのセッションに参加している。実際にどのように対応するかは決めなければならないが、彼の調子は良さそうだし、確実にメンバー入りする準備はできているようだよ」

膝の怪我で12月9日以来試合に出場できていないディオゴ・ジョッタ選手が復帰することで、チームはさらに勢いづくかもしれない。

このポルトガル人FWは、前節の敵地ブラモール・レーンでの試合に臨む20名のメンバーリストには入っていたものの、体調不良のために2-0で勝利した試合の欠場を余儀なくされた。

「ディオゴは胃の調子が悪く、昨日もトレーニングはほんの少ししかできなかった。ウォーミングアップと鳥かごに参加した後にランニングを少ししただけなんだ」と、水曜日にクロップ監督は説明した。

「彼の調子が回復したというメッセージを今朝受け取っている。我々に何ができるのかも含めて様子を確認するつもりだ」

「先ほども言ったように、彼は非常にいい調子ではあったが不運にも一晩で体調を崩してしまった。だから今は彼がチームに戻るために必要なステップがどのようなものなのかを見ていく」

さらにクロップ監督は、ファビーニョ選手は復帰した後に中盤でプレーするのか、それとも守備的な役割でプレーするのかという質問を受けた。

この背番号3はシーズンのほとんどをセンターバックのポジションでプレーしてきた一方で、ナサニエル・フィリップス選手オザン・カバク選手のコンビがシェフィールド・ユナイテッド戦のクリーンシートでの勝利に貢献している。

「どちらの可能性もある」と監督は答えた。「両方の可能性があるのは良いことだし、様々な局面でのオプションにもなる。もしファブを中盤に戻すことができたら、試合によっては非常に助けになるとは考えている」

「ただ、中央でプレーする場合も、6番のポジションでプレーする場合も、どちらもプレー強度が非常に高い。以前は、他の選手の負傷退場などが重なってしまい、復帰直後の選手をすぐに試合に出場させないといけなかったが、今回はその必要がない。とは言え、まだ試合はこの先何試合も残っているし、これから様子を見ていくことになる」

「ファブは(チェルシー戦で)先発できる状態なのか、それともベンチ入りの準備ができているだけなのかといったこと、そして、どのポジションで起用するのか、こういったことをこれから決定していかなければならない。たとえ私がすでに決めていたとしても、それを教えるようなことはしないよ」

鼠径部の手術を受けたジョーダン・ヘンダーソン選手は術後のリカバリーを続けているため、チェルシーとの試合は欠場する。フィルジル・ファンダイク選手ジョー・ゴメス選手ジョエル・マティプ選手は長期欠場中だ。

チェルシーはトーマス・トゥヘル監督の就任以降では初めてとなるアンフィールドでの試合に臨む。

ブルーズの監督に就任したドイツ人戦術家は、同クラブで印象的なスタートを切っており、ここまで指揮した9試合での成績を6勝3分としている。

トゥヘル監督サイドはチアゴ・シウヴァ選手を欠いた状態でマージーサイドにやってくることになるだろう。ブルーズの指揮官は次のようにコメントしている。「チアゴは最初のチームトレーニングには参加したが、最後の練習は終えていない。リスクを回避しただけだ。今日のトレーニングには参加するものと想定しているものの、100パーセントの状態ではなく、リヴァプール戦のメンバーには入らないだろう」

一方で、タム・エイブラハム選手は足首を痛めているため欠場の可能性があるが、カラム・ハドソン=オドイ選手は出場可能で、チェルシーは他に怪我人の心配はないようだ。

レッズとの対戦について、トゥヘル監督は次のように話した。「我々にはどのような試合でも勝つチャンスがある。我々には自信があり、調子も良く、いかなる相手であっても勝利し、相手からしてもタフなチームになるために必要なものは全て揃っているからだ。同時に、レッズは最もタフな対戦相手であるし、プレミアリーグでは常に試合に負ける可能性がある。そういう意味でもかなりリラックスしている」

「もちろん、我々がファンの不在を寂しく思うように、リヴァプールもファンがいないのを寂しく感じていることはとてもよくわかっている。アンフィールドに集う観客がチームに与える影響は経験から知っている。そして、リヴァプールは勝ち点を取りこぼしてしまった。内容に見合う結果だったときもあれば、そうでないときもあった。何度も不運な結果が続いていた」

「彼らがヨーロッパで最も強いチームの1つであることは明らかだ。ライプツィヒというヨーロッパでも屈指のチームとの試合でもそれを証明したし、疑いの余地はない。しかし、我々には十分な自信があるし、勝つために何をすべきかを考えて準備をしている。そのためには最高かつハイレベルなパフォーマンスをするのみだ」

前節

シェフィールド・ユナイテッド 0-2 リヴァプール(2月28日):アドリアン、アレクサンダー=アーノルド、フィリップス、カバク、ロバートソン、ワイナルドゥム、チアゴ、ジョーンズ、マネ、サラー、フィルミーノ

チェルシー 0-0 マンチェスター・ユナイテッド(2月28日):メンディ、リュディガー、クリステンセン、アスピリクエタ、ハドンソン=オドイ、カンテ、チルウェル、ジヤシュ、マウント、ジルー