リヴァプールは、火曜日の夜に行われたチャンピオンズリーグ準々決勝のファーストレグで、レアル・マドリードに3-1で敗れた。

27分に、トニ・クロース選手のロングパスからヴィニシウス選手がゴールを決めて、スペインのチームがエスタディオ・アルフレド・ディ・ステファノでリードを奪った。

さらに、トレント・アレクサンダー=アーノルド選手のヘディングによるクリアミスを拾ったマルコ・アセンシオ選手が、ハーフタイム突入前に2点目を決めたが、後半開始直後にモハメド・サラー選手が至近距離からのシュートを決めて、点差を縮めた。

しかし、65分にヴィニシウス選手が追加点を決めた。これにより、レッズは準決勝に進むために、来週のアンフィールドで行われるセカンドレグに向けて課題を残す結果となった。

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ユルゲン・クロップ監督は、週末のアーセナル戦勝利から3名の変更を行い、ロベルト・フィルミーノ選手、ジェームズ・ミルナー選手、そしてチアゴ・アルカンタラ選手に代わって、ディオゴ・ジョッタ選手、ジョルジニオ・ワイナルドゥム選手、そしてナビ・ケイタ選手を先発させた。

前半

キエフで行われた2018年のチャンピオンズリーグ決勝の対戦からちょうど3年ほどが経ち、ベスト4進出をかけて両チームが再び対決した。

大規模な改修工事が行われているため、舞台はホストチームの象徴であるサンティアゴ・ベルナベウではなく、クラブのトレーニング施設内にあるエスタディオ・アルフレド・ディ・ステファノとなった。

スペインの首都が明るい日差しから暗くなっていく中、より積極的に試合を開始したのはレアルだった。序盤にカリム・ベンゼマ選手のシュートがあったが、アリソン・ベッカー選手が見事にセーブした。

その直後、フェルラン ・メンディ選手が左サイドを侵入しクロスを入れる。そのクロスにヴィニシウス選手が頭で合わせるが、ファーポストの根本をわずかにかすめた。

25分には、ベンゼマ選手がゴール前に飛び出したところをオザン・カバク選手が見事なリカバリーで阻止した。ディフェンダーは、相手をゴールから遠ざけ、最終的にシュートブロックをした。

しかしその2分後、レアルが先制した。深い位置からのクロース選手のロングパスが中央を走るヴィニシウス選手に渡った。彼は胸でコントロールし、ナサニエル・フィリップス選手を抜き去り、アリソン選手の守るゴールに得点した。

その直後、同じ選手が再びチャンスを作り、レアルが試合の主導権を握ろうとしたが、今回はフィリップス選手が彼のシュートをブロックし、ゴール外へ逸らすことが出来た。

しかし、36分に2点目が訪れる。クロース選手からのボールをアレクサンダー=アーノルド選手が不用意にクリアし、アセンシオ選手に渡ってしまった。そのボールを受け取った彼は、前進してきたアリソン選手に対して浮かせたシュートで得点した。

リヴァプールは、ハーフタイム前にケイタ選手に代えてチアゴ選手を投入したが、アセンシオ選手はもう少しで3点目を加えることが出来た。彼は、カバク選手のミスを拾いゴール前にシュートを放つが、アリソン選手が足を使って阻止した。

後半

リヴァプールは、後半をプラン通りに開始し、前半の45分間よりも多くのチャンスを作りだした。

そして51分、リヴァプールの攻撃は報われた。ワイナルドゥム選手が深い位置からボールを運び、チャンスを作り、ジョッタ選手のシュートが相手に当たり、サラー選手の目の前にこぼれた。そして、彼が至近距離からバーを叩いて得点した。

60分直後、素早いカウンターアタックから、アンディ・ロバートソン選手がサディオ・マネ選手にクロスをあげるが、メンディ選手に阻止されてしまう。

レアルがコーナキックから、素早い攻撃でレッズのゴールへ襲いかかったが、アレクサンダー=アーノルド選手が、アセンシオ選手からのマークされていないベンゼマ選手へのボールを見事にカットした。

しかし65分、ホームチームは3点目を追加する。ルカ・モドリッチ選手からのパスをボックス内にいたヴィニシウス選手が振り抜き得点した。

その後、アリソン選手がベンゼマ選手のシュートを阻止し、チアゴ選手はボックス端からシュートを放つもバーを越えた。

試合時間が残り10分になると、カバク選手とジョッタ選手に代えて、ジェルダン・シャチリ選手とフィルミーノ選手を投入し、リヴァプールはレアルのディフェンスに激しいプレッシャーをかけた。しかし、2点目を奪うことが出来ず、来週のアンフィールドでは2点差で逆転することが求められることになった。