リヴァプール・フットボール・クラブのオーナーであるジョン・ヘンリーが、リヴァプールサポーターのみなさんへのメッセージを公表しました。

ジョン・ヘンリーからのメッセージビデオは埋め込まれたツイートからご覧いただけます。また、画面をスクロールすることで、文章としてもお読みいただけます。

この2日間の間に私が引き起こした混乱について、リヴァプール・フットボール・クラブのすべてのファンおよびサポーターのみなさんに謝罪します。

言うまでもなく、今回提案されたプロジェクトはファンのサポートなくして成立しなかったと言わざるを得ません。このことについて、イングランドの誰もが同じ考えを持っていました。そして、この2日間、みなさんははっきりとこのプロジェクトは成り立たないという姿勢を示してくれました。私たちクラブはみなさんの意見に耳を傾け尊重します。私自身もみなさんの思いを尊重します。

また、ユルゲンやビリー、選手たち、そしてファンのみなさんがリヴァプールファンであることを誇れるようハードワークを続けているクラブの全従業員に対しても謝罪します。今回の混乱について、彼らには一切責任はありません。本来そうなるべきではない彼らを最も混乱させてしまう結果となり、このことに何よりも心を痛めました。彼らはみなさんが応援しているクラブを愛していて、あなたたちファンが誇りを持てるよう日々努力を重ねているからです。

LFCを支えるチーム全体が、我々の信頼回復および前進のために必要となる専門性やリーダーシップ、そして情熱を持っていることを私は理解しています。10年以上も前に私たちがフットボールに関する課題解決に取り組むと決めたとき、私たちもみなさんと同じ夢を持っていました。そして、みなさんの応援するクラブを良くするためにハードワークを重ねました。しかし、私たちの仕事はまだ終わっていません。私たちが間違いを犯してしまったときでも、私たちはクラブにとって最善の利益のために尽力していたのだと、みなさんに理解していただけることを願っています。しかし、今回の件では、私はみなさんを失望させてしまいました。

改めまして、本件についてお詫び申し上げます。ここ数日間に引き起こされた不必要かつ残念な出来事の責任はすべて私1人にあります。今回の件について、私は今後決して忘れることはありません。この一件を通じて、ファンのみなさんの影響力の大きさが示され、このことはこれからも変わることはありません。

パンデミックというこの厳しい状況下において明らかになったもの、それは、私たちのスポーツにとって、さらにはどのスポーツにとっても、ファンのみなさんがいかに重要な存在であるかということです。空っぽのスタジアムで試合をするたびにそのことを痛感し、私たちにとってとてもつらい一年を過ごしました。誰もがこの影響を受けています。リヴァプール・フットボール・クラブを支える全員が傷つけられることなく、活気を保ち、これまで世界各地から届けられてきた優しさと支援に応えていくことが重要だと感じています。そのために、私自身、今後私にできることは何でもしていくことをみなさんに約束いたします。

私のメッセージに耳を傾けていただきありがとうございます。