リヴァプールでの新たなゴール記録を樹立したモハメド・サラー選手は、誇りとチームメイトへの感謝の気持ちを語った。

このエジプト人FWは先週末のニューカッスル・ユナイテッド戦で鋭いゴールへの嗅覚から正確なシュートを叩き込み、レッズ史上初めて3シーズン連続で20ゴールを記録した。

「リヴァプールのようなクラブでゴールを決められることを誇りに思う」とサラー選手はPremier League Productionsに話した。

「プレミアリーグでの記録は僕にとってとても大きなもので、誇りに思っている。クラブのためにも、自分自身のためにも、これからも努力を続けて、より多くのことを達成していかなければならない。そしてこの記録は自分のものではないんだ」

「自分だけではなく、他の選手のおかげだ。いつも助けてくれて、ゴール前でボールを預けてくれる。だからチームメイトには感謝したいし、この記録を達成できたのもみんなのおかげだ。みんなも記録の大きな一部なんだ」

サラー選手は、ゴールデンブーツの座をめぐってハリー・ケイン選手と1ゴール差で今週末の試合に臨む。

3回目の得点王の称号を得ることができるかを問われたサラー選手は次のように答えた。「多分獲得できるね!」

「チームにとっても自分にとっても、いちばんの目標は4位に入ってチャンピオンズリーグに出場することだと思う。それが最大の目標であり、最も重要なことなんだ」

サラー選手は、現地時間日曜日の敵地マンチェスター・ユナイテッド戦を前にインタビューに答えた。インタビューの内容は以下からご覧ください。

2020-21シーズンのレッズが昨季の好調を再現するのに苦労している理由について

言い訳をするつもりはないが、シーズンのスタートはとても良かったと思うものの、その後、怪我人が何人か出てしまい、何試合かは勝つのに苦労した。だが、それは試合の一部だ。いくつかの点については指をくわえて見ているだけではなく、改善することができたと思うが、これも試合というものだ。僕たちはアンラッキーだったが、可能な限り最高の形でシーズンを終え、来シーズンのプレミアリーグ制覇を目指したい。

リヴァプールの強度の高いプレースタイルにより、ある程度の衰えは避けられなかったのかどうかについて

そうは思わない。試合を見てもらえばわかるように、前の試合などでは多くのチャンスを作ったが、得点はできなかった。強度の問題ではない。今でもゴールに結びつくことはあるし、逆にチャンスを逃すこともある。今シーズンのスタートは非常に良く、順位も1位につけていたが、その後順位を落としてしまった。だから、今のような状況になっているんだ。

ゴール前での決定的な場面のプレーという点でチームが不調に陥っている理由について

それに関してはわからない。クリスタル・パレスとの次の試合から引き分けや負けが続き、ゴールを決める自信を失った選手がいたのではないかと思う。ただ、チームメイトのことを悪く言っているわけではない。これも理由のひとつだと思うが、試合の一部だ。チャンスを逃しても、次のチャンスのために前進し続けなければならないし、「得点できる、得点できる、得点できる、きっとチャンスは来るんだ」という気持ちを持つことが大切なんだ。試合によっては、「今、勝たなければならない」というプレッシャーを抱えて試合に臨むこともあり、それが試合に影響することもあると思う。

リヴァプールがコンスタントに試合に勝てなくなったことで、プレッシャーが増したかどうかについて

シーズン当初はとても好調で、誰もがプレミアリーグを連覇すると言っていたが、勝ち点を落とし始めてからはプレッシャーを感じるようになった。「次負けてしまうとプレミアリーグも獲れなくなる」といった感じでプレッシャーも増していった。また、怪我人も出てしまった。ヘンドを失い、ファビーニョを失い、もちろん何人かのセンターバックも失ってしまい、その対応は大変だった。しかし、これはサッカーであり、あらゆることを想定しなければならない。

選手たちが今シーズンの状況を話し合うためにミーティングを行ったことについて

前に何度かミーティングを行い、いろいろことを話し合ったよ。キャプテンや副キャプテンの何人かは、これまでも状況などについて話していたが、それはプライベートなことだ。ここで話すことはできないね!

僕らはチームメイトであり、仲の良い友人でもある。僕らはグループであり、全員の関係は良好だと思う。ここの選手たちはとても謙虚で、とても親切だから、良い集団だと思うよ。

ファンのいないスタジアムがレッズに与える影響について

特にアンフィールドでプレーするときなんかはファンがいないと大変だね。僕らに大きな影響を与えている。僕たちはただ勝つことを目指しているが、試合に出ても僕らの背後についてくれているファンが見えないこともあるし、後押しをうけられないこともある。しかし、他のチームは我々と同じように(スタジアムが満員になるという)恩恵を受けていないと思う。アンフィールドはいつも僕らを後押ししてくれて、ファンのみんなもついてくれているんだ。だからこそ、僕たちはその影響を受けているのだと思うよ。

現段階における、タイトルを狙うこととトップ4に入ることの違いについて

難しいことだと思うね。プレッシャーはますます大きくなり、すべての試合に勝たなければならないという気持ちになるので、僕らにとってはより難しくなる。だが、僕らにできることは、1つ1つの試合に集中して、他の4試合のことは考えないことだと思う。次の試合ではマンチェスター・ユナイテッドと対戦するが、その一戦に集中するべきで、他の4試合は後の話だ。難しいことだが、これが仕事の一部なんだ。

日曜日の試合の意義について

本当に大きな試合で、世界中の誰もが待ち望んでいる試合だ。マンチェスター・ユナイテッドにとっても、我々に勝つことには大きな意味があり、我々がチャンピオンズリーグでプレーするのを阻止することになると思う。それは理解しているが、僕らにとってはもっとモチベーションが上がる状況になる。僕たちはチャンピオンズリーグに出場したいから、これは大きなモチベーションになっているね。だからこの試合には勝たなければならないし、全てを出し切ったうえでどうなるかというところだ。

マンチェスター・ユナイテッドとの試合は数あるビッグマッチのひとつだ。どんなときもその一戦でプレーしたいと思っているよ!

リヴァプールが次の試合に向けて弾みをつけていることについて

最近の2試合について語るのは難しいが、僕らはもっとうまくやれると思っている。この前の試合に勝てていれば、もう少し良い状況になっていたかもしれないが、今は次の5試合に集中するだけだ。他の試合のことを考えていても今は何も変わらない。次の5試合に集中する、それだけだ。