ロベルト・フィルミーノ選手が2ゴールをあげたリヴァプールは、オールド・トラッフォードでマンチェスター・ユナイテッドに4-2で逆転勝利を収めた。

現地時間木曜日に行われた両チームの一戦はスリリングかつ見どころの多い試合になった。リヴァプールは、ブルーノ・フェルナンデス選手のシュートのディフレクションで早い時間帯に先制点を献上したが、その後、印象的なプレーの数々で見事逆転に成功した。

ユルゲン・クロップ監督サイドは、34分にディオゴ・ジョッタ選手の巧みなフリックで同点に追いつくと、前半のロスタイムにはフィルミーノ選手の強烈なヘディングシュートが決まり、スコアを2-1とした。

後半開始からわずか2分後には、トレント・アレクサンダー=アーノルド選手のシュートのこぼれ球をフィルミーノ選手が冷静に決めて、リードを広げた。後半、マーカス・ラッシュフォード選手に1点を返された。

その後、両チームともにいくつかチャンスの場面が訪れた。最終的にはモハメド・サラー選手が今季30点目となるゴールを決め、リヴァプールのチャンピオンズリーグ出場権獲得に大きく近づく重要な勝利を確かなものにした。

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リヴァプールのスターティングラインナップにはサディオ・マネ選手の代わりにフィルミーノ選手が起用され、ディヴォック・オリギ選手とクィービーン・ケレハー選手が怪我から復帰し、ベンチ入りした。

前半

アレクサンダー=アーノルド選手のパスがフィルミーノ選手の足元に入り、早くも先制点かに思われた。しかし、フィルミーノ選手はシュートではなく、ジョッタ選手への折り返しを選択したが、ここはエリック・バイリー選手のスライディングに阻まれた。

しかし、10分後に先制したのはユナイテッドだった。アーロン・ワン=ビサッカ選手からボールを受けたフェルナンデス選手がシュートを放つと、ナサニエル・フィリップス選手に当たりゴールに吸い込まれた。

それでもリヴァプールは積極的にプレーする。アレクサンダー=アーノルド選手の素晴らしい浮き球のパスがペナルティエリア内のジョッタ選手に届き、同点ゴールのチャンスだったが、GKディーン・ヘンダーソン選手の飛び出しでポルトガル人FWのシュートは防がれてしまった。

前半26分、バイリー選手がフィリップス選手を倒したとして、アンソニー・テイラー主審はレッズにPKを与えた。しかし、主審は改めてVARで確認した結果、この判定は覆された。

しかし、ジョッタ選手のシュートをGKヘンダーソン選手が弾き、コーナーキックを獲得すると、そのコーナーキックの流れから最後はフィリップス選手のシュートをジョッタ選手がダイレクトで合わせて方向を変え、値千金の同点ゴールをゲットした。

前半アディショナルタイムにはクロップ監督のチームの攻撃が再び実を結ぶ。アレクサンダー=アーノルド選手が放ったボールをファーサイドのフィルミーノ選手が頭でゴールに押し込んだ。

後半

レッズが後半開始わずか2分で3-1としたときも、アレクサンダー=アーノルド選手とフィルミーノ選手が主役だった。

リヴァプールが高い位置からプレスをかけ、フレッド選手からボールを奪う。そのままアレクサンダー=アーノルド選手が自らシュートを放つと、GKヘンダーソン選手はそれを弾き、こぼれ球に詰めていたフィルミーノ選手が難なくボールを押し込んだ。

試合を完全にコントロールしていたレッズは、60分が経過する前にも4点目のチャンスがあった。圧倒的なパス回しから最後はジョッタ選手がシュートを打つも、ポストに嫌われてしまった。

レッズが優位な状況を生かしきる前に、ユナイテッドに得点を許す。エディソン・カバーニ選手のスルーパスに抜け出したラッシュフォード選手にゴールを決められてしまう。

その後、フィリップス選手とリース・ウィリアムズ選手が見事なディフェンスを見せ、メイソン・グリーンウッド選手のシュートを阻止した。フィリップス選手はゴールライン上でクリアし、リース・ウィリアムズ選手はその後のセカンドボールをブロックした。

最後は、サラー選手がビジターチームの緊張を解いた。カーティス・ジョーンズ選手のパスを受けたサラー選手は、ハーフウェイラインから抜け出すと、GKヘンダーソン選手との1対1を落ち着いて制した。