ユルゲン・クロップ監督は、ジョルジニオ・ワイナルドゥム選手がリヴァプールでもたらしてきたピッチ内外での大きな影響力を称え、心からの別れを告げた。

このオランダ代表MFについて、今月末にレッズとの契約が終了し、リーグ1のパリ・サンジェルマンに移籍することが現地時間木曜日に発表された。

ワイナルドゥム選手は、プレミアリーグ、チャンピオンズリーグ、FIFAクラブワールドカップ、UEFAスーパーカップでの優勝など、クロップ監督の成功の土台となった5年間を経て、アンフィールドを去ることになる。

ワイナルドゥム選手のPSGへの移籍が決まった後、監督は優れたサッカー選手としてだけでなく、ひとりの人間としてもこの背番号5がクラブに与えた影響について語った。

「チームとしては、シーズン最終戦の後、アンフィールドでジニに別れを告げた。ピッチ上でのガード・オブ・オナーで観客の皆さんとともに別れを告げたんだ。だけどもそれ以外にプライベートでも別れを告げる機会があった」とクロップ監督はLiverpoolfc.comに話した。

「これほど素晴らしい人物がチームにとってどれほど重要な存在であるかを考えると、今回の別れは皆にとって難しいことだった。彼は長い間、我々の人生の大部分を占めていたんだ。彼がいなくなって寂しく思うよ」

「最高の能力を持ち、これまで指導した中でも最も賢い選手の1人である彼のことが、本当に恋しくなるよ。彼の貢献度は桁外れに高く、監督にとっては夢のような選手だった」

「しかし、1人の人間としても、同じくらい大きな穴を残すことになるだろうね。これ以上の人には出会えないかもしれないね。ジニはとても芯が強く、自分の意見を持っている。それに彼のモチベーションは常にチームを助けていた。チームメイトも同じくらい彼のことを尊敬していたよ」

「彼の笑顔は場を明るくしてくれた。気持ちの面でも大きな存在だった」

「もちろん、これからは違うチームの選手になる。チームを代表して、彼がフランスのPSGで成功することを祈っているよ。彼がPSGのような素晴らしいクラブに移籍したことは何も驚きではない。彼の性格を考えれば、彼はパリの街とチームを気に入ると思うし、チームも彼のことを好きになるだろう」

「ありがとう、ジニ。ここにやってきて、ここでいろいろなものを見て、そして多くを勝ち取った。きみは今も、そしてこれからもずっと、リヴァプールのレジェンドだ」