リヴァプールは、サディオ・マネ選手、モハメド・サラー選手、ナビ・ケイタ選手のゴールにより、クリスタル・パレスに3-0での勝利を収めた。

レッズは現地時間土曜日の試合に勝利し、この7日間で3つ目の白星をあげたことになった。今節は前半終了間際に生まれたマネ選手のクラブ加入後100ゴール目となる得点が決勝点となった。

パレスも同点を目指すなか、アリソン・ベッカー選手の素晴らしいセーブによってレッズはリードを保つと、78分にサラー選手がスコアを2-0とするゴールを沈めたことでピッチには余裕が生まれた。

そしてケイタ選手がエリアの外から突き刺すようなボレーシュートを決めて、この試合の勝利を決定づけた。

これでユルゲン・クロップ監督が率いるチームはプレミアリーグ開幕から5試合を戦い13ポイントを積み上げ、リーグ首位に立っている。

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クロップ監督は6人のメンバーを入れ替え、イブラヒマ・コナテ選手はレッズでの公式戦デビューとなった。

フィルジル・ファンダイク選手、コスタス・ツィミカス選手、チアゴ・アルカンタラ選手、マネ選手がスターティングラインナップに復帰したほか、トレント・アレクサンダー=アーノルド選手の欠場にともないジェームズ・ミルナ―選手が右サイドバックで先発した。

ジョー・ゴメス選手、アンディ・ロバートソン選手、ケイタ選手、ディヴォック・オリギ選手はベンチスタートとなった。ジョエル・マティプ選手はメンバー外となった。

前半

試合開始2分でパレスが先制するかと思われたが、アリソン選手のプレーが相手にゴールを許さなかった。

フリーキックのクリアが不完全になったところをコナー・ギャラガー選手に拾われ、リヴァプールのエリア内にボールが放り込まれる。そのボールをウィルフリッド・ザハ選手がゴールに押し込もうとしたが、アリソン選手がかろうじて触り、ポストに当たってラインを割った。

ピンチを脱したリヴァプールは反攻に転じるも、ディオゴ・ジョッタ選手のヘディングシュートはクロスバーを越えてしまう。その後、ジョーダン・ヘンダーソン選手のシュートは相手のGKビセンテ・グアイタ選手に阻まれる。

サイドの深い位置からツィミカス選手がクロスを供給すると、ファーサイドで待っていたヘンダーソン選手がボレーで合わせた。しかしグアイタ選手に体を張ってセーブされてしまった。

一方のパレスもレッズゴールに迫るものの、コナテ選手がクリスティアン・ベンテケ選手に追いつき、シュートをブロックしてコーナーに逃れるなど、自身の速さと強さを発揮した。

その後、リヴァプールはチーム全体で連動したプレッシャーをかけ、ついにはマネ選手の先制点へと繋がる。

チアゴ選手のヘディングシュートはグアイタ選手に弾かれてしまう。しかしそのこぼれ球に詰めていたジョッタ選手がシュートを放つも、枠に飛ばずにゴールとはならなかった。

しかし前半終了の2分前、レッズはマネ選手のメモリアルゴールで先制に成功する。

ツィミカス選手のコーナーキックにサラー選手が合わせたシュートはグアイタ選手に防がれたが、そのセカンドボールにマネ選手が素早く反応し、イーグルス戦では9戦連発となるゴールを決めた。

後半

後半に入ると両チームともにうまくリズムを作ることができなくなる。そしてクロップ監督は60分過ぎに負傷したチアゴ選手に代わってケイタ選手をピッチに投入した。

ケイタ選手はすぐに存在感を見せる。このミッドフィルダーはボックスの外からミドルシュートを放ったが、グアイタ選手がこれを阻止し、その後のサラー選手のシュートもブロックされた。

そしてまたしてもアリソン選手はリヴァプールのリードを保つキープレーヤーとなる。ゴール前でクロスをトラップしたオドソンヌ・エドゥアルド選手に対しても勇敢に飛び出してボールを収めた。

その後、サラー選手のシュートでレッズがリードを2点に広げ、アリソン選手のファインプレーで同点のチャンスを逃したビジターチームにとって二重の痛手となる。

試合時間残り12分、ファンダイク選手がツィミカス選手のコーナーキックに触れると、ボールはサラー選手のもとに流れる。サラー選手はファーポスト付近からボレーシュートを決めた。

そして、サラー選手の蹴ったコーナーキックのクリアボールに反応した背番号8が左足で完璧なボレーシュートを決めた。このケイタ選手による魔法の瞬間が、苦戦しつつも満足のいく午後を締めくくった。