リヴァプールは、火曜日の夜に行われたカラバオカップ、ノリッジ・シティ戦を3-0で勝利し、4回戦進出を決めた。

南野拓実選手のゴールとディヴォック・オリギ選手のヘディングシュートにより、レッズはキャロウ・ロードで行われた3回戦を勝利した。

ここでは、試合での5つのトーキングポイントを紹介する。

4回戦進出

ノリッジでのシーズン開幕からちょうど38日が経ち、この同じカードの2試合両方に先発した選手はたったの3人だが、リヴァプールはまたしても容赦ない、冷静なプレーを見せつけ、勝利を導いた。

クリスタル・パレス戦勝利の先発メンバーからはイブラヒマ・コナテ選手とコスタス・ツィミカス選手だけがこの試合でも先発したが、リズム感の無さや統一感の無さは全く感じされなかった。

開始4分でリードを奪い、前節からメンバーがすっかり変わったレッズが、ほとんどの時間完全に主導権を握った。

メンバーは違っても、アウェーで同じ結果を手にしたユルゲン・クロップ監督サイドは、アウェーでの試合を3-0 で勝利し、4連勝した。

ハイライト:ノリッジ 0-3 リヴァプール

南野選手の活躍

南野選手は、活躍に値するマン・オブ・ザ・マッチを受賞し、素晴らしい記録を達成した。

序盤の先制点と80分のゴールで、リヴァプールでの出場試合6回のうち、全てアンフィールドから離れた場所でゴールを決めたレッズの史上初の選手となった。

背番号18番は、前線3枚の一角で先発したが、ハーフタイムの戦術変更により中盤に入り、クロップ監督は「ゲームをつなぐ」ことを重視した。

先日のインターナショナルブレークの日本代表での活動中に怪我をした26歳の多才な選手が、見事な復帰を果たした。

「彼は今とても良い状態にある」と、クロップ監督は試合後の記者会見で述べた。「それは彼にとっても我々にとっても重要なことで、彼の助けにもなるし、我々の助けにもなる」

あとは、アンフィールドで得点をするだけだ。

デビューした若手の活躍

3名のアカデミー選手に自分の能力を示す機会が与えられ、全員がその機会を見事にものにした。

2001年にレッズがリーグカップでバーミンガム・シティを破って優勝した後に生まれているカイデ・ゴードン選手、コナー・ブラッドリー選手、そしてタイラー・モートン選手の3人は、キャロウ・ロードでの試合を決して忘れないだろう。

「全員信じられないような活躍だった」と、この試合のキャプテンを務めたジョー・ゴメス選手は試合後に語った。「一人一人に特別な敬意を表するよ」

ゴードン選手とブラッドリー選手は、画期的な先発出場を果たした。

16歳のゴードン選手は、LFC史上5番目に若く先発出場した選手となり、ブラッドリー選手は、1954年4月のサミー・スミス氏以来、北アイルランド出身の選手として初めてクラブでプレーした選手となった。

一方、ハーフタイムにナビ・ケイタ選手と代わって投入されたモートン選手は、中盤で冷静さと勇敢さを見せた。

素晴らしいキーパー

クィービーン・ケレハー選手が42分にクリストス・ツォリス選手のPKをセーブしていなければ、その後の展開はどうなっていたか分からない。

アイルランド共和国の選手は、右側に飛び込みながら直感的に真ん中下に蹴られたボールを蹴り出し、またゴメス選手が追撃のシュートを見事にブロックし、1-0をキープした。

「セーブできたことが嬉しかった」と、謙虚なケレハー選手は振り返った。

この瞬間は、ゴール前でボールを蹴り出した22歳の鋭いパフォーマンスのハイライトだった。

ジョーンズ選手の新しい役割

序盤の45分間は、カーティス・ジョーンズ選手にとって新しい中盤の役割を果たす貴重な経験となった。

前半は、リヴァプールの3人のMFで1番深い位置でプレーし、アンカーとしての役割を果たした。

モートン選手が投入されたことで、後半はクラブで通算50試合出場を果たしたジョーンズ選手がさらに高い位置でプレーすることになり、定評のある攻撃力を発揮することができた。

しかし、彼が序盤で6番のポジションでプレーしたことを考えると、今後の動向が気になるところだ。