モハメド・サラー選手が記録的なゴールを決めるも、土曜日の夜にブレントフォード・コミュニティ・スタジアムで行われたリヴァプールのブレントフォード戦は3-3の引き分けに終わった。

27分に、ホストチームのフリーキックからイーサン・ピノック選手がファーポストで合わせてビーズが先制したが、その直後に、ジョーダン・ヘンダーソン選手のクロスにディオゴ・ジョッタ選手が至近距離からヘディングゴールし、同点に追いついた。

後半開始早々、サラー選手がレッズでのプレミアリーグ通算100ゴール目を決めてリードを奪い、彼はクラブ史上最速でこの偉業を達成した。

その後、クロスバーに当たって戻ってきたボールをヴィタリー・ヤネルト選手がボックス内でヘディングシュートし同点に追いつくと、カーティス・ジョーンズ選手が遠目から見事なシュートを決めてリヴァプールが逆転した。

しかし、この試合終盤では、ヨアン・ウィッサ選手が至近距離からのシュートを決め、勝ち点を分かち合うことが出来た。

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リヴァプールは、週の半ばに行われたカラバオカップでのノリッジ・シティ戦の勝利から10名を変更し、ジョーンズ選手だけが先発メンバーに残った。その他には、休養していたジョエル・マティプ選手が復帰し、怪我から回復したロベルト・フィルミーノ選手がベンチに戻った。

リヴァプール:アリソン、アレクサンダー=アーノルド、マティプ、ファンダイク、ロバートソン、ファビーニョ、ヘンダーソン、ジョーンズ、マネ、サラー、ジョッタ

サブ:ケレハー、コナテ、ミルナー、フィルミーノ、ゴメス、オックスレイド=チェンバレン、南野、ツィミカス、オリギ

前半

1983年以来となるブレントフォードへの遠征となったリヴァプールは、土曜日にチェルシーがマンチェスター・シティにホームで敗れたことで、まだ始まったばかりのプレミアリーグで首位に立っていることを確信して試合に臨んだ。

レッズは自分たちの力をすぐに発揮し、7分にはチャンスを作った。ジョーンズ選手が中盤で粘り強いプレーでボールを奪い返すと、ジョッタ選手が走り込んでいるサラー選手にスルーパスを出す。

彼は前に出てきたダビド・ラジャ選手を避けるシュートを流し込んだが、クリストフェル・アイェル選手がスライディングで蹴り出し、ボールがラインを越えるのを防いだ。

しかし、ブレントフォードはなぜ彼らがプレミアリーグで有望なスタートを切ったのかを示した。アイヴァン・トニー選手がヘディングをするが枠外。その後、フランク・オニェカ選手が至近距離からシュートを放ち、バーを越えてしまうというチャンスを作った。

ビーズは11分に、ブライアン・エンベウモ選手がシュートを放ち、アリソン選手も届かずゴールになると思われたが、マティプ選手がライン上でクリアした。

しかし、ホームチームは27分に得点した。セットプレーからセルジ・カノス選手がクロスをあげ、トニー選手がゴール前で少しだけボールを触り、ピノック選手がファーポストから数ヤード離れた位置でシュートを決めた。

しかしその直後、リヴァプールは即座に反撃に転じた。

サラー選手が右サイドのスペースにヘンダーソン選手を見つけ、キャプテンがエリア内中央にクロスを上げると、ジョッタが頭で巧みにゴール隅に押し込み、同点にした。

その直後、ジョーンズ選手の低い弾道シュートがポストに当たり、そのこぼれ球をジョッタ選手が押し込むも、ラジャ選手が頭でブロックしたため、2点目を取れなかった。

後半

ハーフタイムになっても、ミーティングの活気は衰えない。再開4分後、リヴァプールは相手ゴールに襲いかかる。ヘンダーソン選手のヘディングシュートがジョッタ選手の膝に当たりゴール方向へ。しかし、ラジャ選手そのバウンドボールをゴールの外へ弾き出した。

レッズはその直後にリードした。ファビーニョ選手のパスを受けたサラー選手が見事にワンタッチで決め、画期的なゴールとなった。

VARのチェックによりセレブレーションが遅れたものの、サラー選手にとってはプレミアリーグ通算100ゴール目を記録し、リヴァプール史上最速でリーグ戦100ゴールを達成した選手となった。

このゴールを皮切りに、両チームはゴールを奪い合う展開となり、試合は一進一退の衝撃的な展開となった。

まず、ポンタス・ヤンソン選手のシュートがクロスバーに当たり、その跳ね返りをヤネルト選手がヘディングで押し込み、ブレントフォードが同点に追いついた。

その後、ジョーンズ選手が25ヤードの距離からニアポストに向かってロケットのようなシュートを放ち、そのボールがアイェル選手に当たりゴールとなった。これでユルゲン・クロップ監督のチームは再びリードを果たす。

しかし、ブレントフォードは交代で入ったウィッサ選手が、エリア内の混戦からこぼれたボールを6ヤードの距離からアリソン選手の上にチップシュートして再び同点に追いついた。

アディショナルタイムには、フィルミーノ選手のシュートをアイェル選手がブロックし、トーマス・フランク監督率いるチームは勝ち点1を掴んだ。