リヴァプールとマンチェスター・シティは、日曜日にアンフィールドで行われたプレミアリーグの試合を2-2で終え、それぞれが1ポイントを獲得した。

序盤の45分はシティが主導権を握っていたが、60分を過ぎた辺りにサディオ・マネ選手が素晴らしいゴールを決め、レッズが先制した。

フィル・フォーデン選手がゴールを決めて同点に追いつくが、モハメド・サラー選手の見事な個人技のドリブルとゴールで、ホストチームがすぐにリードを取り戻した。

しかし、ケヴィン・デ・ブライネ選手の相手に当たり入ったゴールによって、エジプト人選手の個人技が勝利をもたらすことが出来なかった。

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クロップ監督は、プレミアリーグの試合に戻ってきたリヴァプールのメンバーを前節とは変えなかった。また、古巣との対決となったジェームズ・ミルナー選手を右サイドバックで起用した。

ディヴォック・オリギ選手は、体調不良のためメンバー外となった。

前半

試合開始前、アンフィールドではレッズの歴代2位の得点王であり、1966年のワールドカップ優勝経験もあるロジャー・ハント氏のご逝去の報に接し、特別な追悼の意を表した。

拍手の中、コップの上のサポーターたちは’Sir Roger’という地位を表する模様を示した。

この試合の意義に相応しく、序盤はお互いの激しいハイプレスで相手のミスを誘うような落ち着かないテンポで試合は進んだ。

どちらのチームもゴールへの貴重なチャンスを作ることができなかったが、21分にシティがスルーパスに抜け出してチャンスを作り、アリソン・ベッカー選手が重要なセーブをした。

ベルナルド・シウヴァ選手は粘り強くプレーし、中盤でボールを保持してレッズのボックス内に近づくと、スペースにボールを運び、フォーデン選手にパスを送った。

アリソン選手がゴール前から飛び出し、フォーデン選手の至近距離からのシュートをブロックした。続いて、デ・ブライネ選手がリヴァプールのGKの目の前を横切るシュートを放った。

フォーデン選手は、エリアの端でミルナー選手のタックルを受けてPKをアピールしたが取り消された。また、フォーデン選手からのファーポストへのチップクロスにデ・ブライネ選手が頭で合わせるがアンフィールドの観客席へ飛んでいった。

訪問者が主に主導権を握っており、フォーデン選手が背後から侵入してきたとき、レッズはアリソン選手のセーブが再び必要だった。

後半

試合再開から5分後、リヴァプールは怒りのファーストシュートを放つ。ジョエル・マティプ選手の正確なパスは、ゴールから20ヤードの距離にいたディオゴ・ジョッタ選手に送られた。

背番号20番は一瞬でマークを外し、スペースを作って左足でシュートを放ったが、これは中央にいたエデルソン選手に弾かれた。

しかし、チャンスはアンフィールドにすぐに訪れた。

サラー選手は、ファビーニョ選手のパスをハーフウェイライン付近で拾い、巧みな素早いドリブルで中央に侵入し、突破口を開いた。そしてスペースへ走り込むマネ選手へパスを出した。

セネガル人の選手は、ゴールを見てエデルソン選手を超える見事なシュートを決め、スタジアムに大歓声が響き渡った。

ペップ・グラウディオラ監督はリードを許したことに対応して、ラヒーム・スターリング選手を投入し、クロップ監督は残り20分頃になるとジョッタ選手に代えてロベルト・フィルミーノ選手を送り込んだ。

69分にシティは同点に追いつく。ガブリエウ・ジェズス選手が右サイドから中央に侵入し、左サイドで待っていたフォーデン選手にパスを送る。そして、フォーデン選手はアリソン選手が届かない逆のゴール端にシュートを決めた。

王者の流れに沿うような展開になりかけたが、サラー選手の見事なプレーによりリヴァプールは再びリードを奪う。

カーティス・ジョーンズ選手のパスをサラー選手は右サイドで受け、巧みなドリブルでシティの3人のディフェンダーを交わし、シュートの角度が無いところから右足でファーサイドのゴールへ流し込んだ。

どんな試合においても決着をつけるのにふさわしいゴールだったが、グラウディオラ監督率いるチームが同点に追いついた。フォーデン選手のクロスをカイル・ウォーカー選手が触り、デ・ブライネ選手のシュートはマティプ選手に当たって2-2の同点になった。

ホームチームは勝利を掴む可能性があった。サラー選手が送ったボールをエデルソン選手が触れず、ゴール前のファビーニョ選手に届いた。しかし、ロドリ選手がブロックして失点を防ぎ、スリリングな試合は引き分けに終わった。