マッチレポート:レッズは南野選手とオリギ選手のゴールでプレストンに勝利し、準々決勝に進出
リヴァプールは現地時間水曜日の夜の試合でプレストン・ノースエンドに2-0で勝利し、カラバオカップ準々決勝への進出を決めた。
ホームのプレストンはディープデイルでの試合の前半に先制弾の決定機を迎えたが、激しい攻防のなか、GKアドリアン選手とネコ・ウィリアムズ選手の体を張ったディフェンスで防いだ。
プレストンはレッズのディフェンスを大いに苦しませたものの、62分に南野拓実選手がウィリアムズ選手のセンタリングに相手ディフェンダーの前で合わせてゴールに流し込み、ビジターのレッズが先にリードを奪った。
試合終盤にはディヴォック・オリギ選手がゴール前で相手ゴールキーパーの頭上を越えるバックヒールでのループシュートを決めたことで、リヴァプールはベスト8進出を確実なものにした。
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リヴァプールは、週末のマンチェスター・ユナイテッド戦から11名を変更し、ハーヴェイ・ブレア選手はトップチーム初出場、タイラー・モートン選手もデビューを果たした。
そのような若手選手に加えて、ジョエル・マティプ選手、ジョー・ゴメス選手、アレックス・オックスレイド=チェンバレン選手、オリギ選手など、経験豊富な選手が先発メンバーに入った。
リヴァプール:アドリアン、ウィリアムズ、マティプ、ゴメス、ツィミカス、モートン、ジョーンズ、オックスレイド=チェンバレン、ブレア、南野、オリギ
サブ:ヒューズ、ピタルガ、コナテ、フィルミーノ、ジョッタ、ディクソンボナー、フィリップス、ベック、ブラットリー
試合内容
オールド・トラッフォードでのマンチェスター・ユナイテッド戦から数日が経ち、カラバオカップのベスト8進出をかけてチャンピオンシップのプレストンと対戦したリヴァプールは、新鮮なラインナップで試合に臨んだ。
レッズはキックオフから全力で試合に臨んだ。しかし、この試合最初のシュートを記録したのはトム・バークヒズン選手だった。カウンターからフィニッシュまで持ち込んだがクロスバーの上に外れた。
リヴァプールのブレア選手はオリギ選手のクロスに頭で合わせようとするも、わずかに及ばなかった。一方のプレストンは25分に再びチャンスを作る。ブラッド・ポッツ選手前線からプレスをかけてボールを奪うと、自ら持ち込んでシュートを放った。しかし、ここはGKアドリアン選手がセーブした。
リリーホワイツは28分に最大のチャンスを迎える。連続して3回のシュートチャンスがあったが、最終的には枠を外している。
ジョー・ゴメス選手がボックスの外でボールを奪われてしまい、ショーン・マグワイア選手のシュートはアドリアン選手が見事な反応でセーブした。
続くライアン・レドソン選手のシュートはウィリアムズ選手が体を張って防ぎ、最終的にポッツ選手がハーフボレーを狙ったがシュートはクロスバーを越えた。
後半に入ると、リヴァプールは攻勢を強める。オックスレイド=チェンバレン選手がシュートを放ったが、これは惜しくも枠を外れた。
それでもプレストンはレッズを脅かす。しかし、バークヒズン選手が放ったシュートはまたしてもアドリアン選手が阻止した。
そして60分を過ぎた頃、レッズがついに相手ディフェンスをこじ開ける。ブレア選手に代わってコナー・ブラッドリー選手が投入されたことで、高い位置にポジションを移していたウィリアムズ選手の粘り強いプレーから生まれたものだった。
ウェールズ代表がボールをキープし、エリア内にボールを入れると、南野選手がリアム・リンゼイ選手の前に素早くポジションをとり、そのままうまく合わせてファーサイド側のゴールネットを揺らした。
試合は終盤に入り、カーティス・ジョーンズ選手が低い弾道のシュートを放ったが、ラッド選手のセーブにあった。試合時間も残り6分となったところでユルゲン・クロップ監督サイドが試合を決める追加点を奪う。
左サイドからのコスタス・ツィミカス選手のクロスはクロスバーに当たるも、そのこぼれ球をブラッドリー選手が繋ぐ。そこにオリギ選手がバックヒールでラッド選手の頭上を越すシュートを放ち、ゴールインとなった。
さらなるリードを狙ったウィリアムズ選手のシュートはラッド選手に阻まれてしまったが、チームはベスト8の座を獲得した。