リヴァプールは現地時間水曜日の夜に行われたプレストン・ノースエンド戦で2-0の勝利を収めた。ユルゲン・クロップ監督は、チーム全体のパフォーマンスがベストではなかったことを認めつつも、ポジティブな要素が多くあったと感じているようだ。

レッズは南野拓実選手とディヴォック・オリギ選手のゴールにより、カラバオカップの準々決勝進出を決めた。

62分に南野選手が先制ゴールを決めると、オリギ選手も84分にアクロバティックなシュートでネットを揺らし、勝利を手中に収めた。

試合後のクロップ監督の記者会見でのコメントは以下でご覧ください。

リヴァプールのパフォーマンスと結果について

我々はうまく試合を進めることができなかった。最初はとても良かったが、その後、組織的なプレーができなくなってしまったのが問題だった。積極的にボールをもらおうとしすぎてしまった。全員が下がり、相手のライン間に選手がいなくなってしまい、ボールを受ける選手が不在だった。ただ、それは当たり前のことで、長い時間一緒にプレーしていないと絶対に起こり得ることだ。選手たちは一緒に練習はしているが、実戦でのプレーはあまり多くなかったためにそういうことが起こり得る。特にプレストンはポゼッションをあまり気にせず、ロングボールを蹴って競り合いに持ち込んできたことも試合を難しくした。相手が獲得したセットプレーでこちらは勢いを失い、相手が勢いづく。フットボールの試合はこういうものだ。チームとしてはもっといいプレーができるはずだが、個人に目を向けるととてもいいプレーがいくつか見られた。それについてはまったく問題ない。次のラウンドに進むことがすべてで、それが我々のタスクだ。11人もの選手を入れ替えて戦うのが難しいのは明らかだった。

デビュー戦となったタイラー・モートン選手のプレーについて

タイラーには間違いなく才能があり、賢いフットボーラーだ。それは見ての通りだ。彼の自然な動き、自然なポジションには本当に良いものがある。彼はスマートなサッカー選手で、テクニックもとても優れている。あとはよりフットボールに適した身体づくりをサポートしていく必要がある。今は小さすぎず、痩せすぎてもいないが、まだ改善の余地があるため、どのようなときにも対応できるようにしてあげなければならない。今夜も非常に良いインパクトを与えてくれた。

南野選手のパフォーマンスとオリギ選手のゴールについて

タキ(南野拓実選手)はとてもクオリティが高い。タキの問題は… 実際のところ、タキと同じポジションの他の選手がとても好調で、彼らが怪我をしていないことを除けば何も問題はない。それだけだ。タキには何ら問題はないし、素晴らしい選手だ。トレーニングでは今夜の試合よりも良いプレーを見せてくれているが、この試合では最も危険な選手であり、ゴールを決めたこと、これが重要だ。彼は我々のフットボールをよく理解しており、彼を投入すればすぐにその大部分を担うことができる。今夜の彼はまさしくそうだった。タキは良かったが、もっともっと良くなるはずだ。ディヴォック(・オリギ選手)のゴールは、まさに「ディヴォック・オリギ」だったね。我々はそれほど良い試合運びができなかったために、ストライカーにとっては難しい試合だったが、彼が決めたゴールはとてもスペシャルなものだった。

今後のカラバオカップでの選手の起用法について

わからない。そのときの状況によるね。今夜、実際とはまったく別のラインナップになっていたとは思えない。もちろん、ボビー(ロベルト・フィルミーノ選手)やディオゴ(・ジョッタ選手)もいたが、彼らを投入することはあまり考えていなかった。我々はこの状況を乗り切りたかったんだ。あとは様子を見なければならない。次のラウンドを戦う2週間前や3週間前にメンバーについての決断をすることはない。そのときにわかることだ。

この試合での選手交代について

ナット(ナサニエル・フィリップス選手)はとても良いプレーをしていた。ジョエルも怪我はしていない。ただ、ジョエルがリズムを維持できるように、45分間プレーさせたかったことは確かだ。ジョエルにはそれが必要だった。信じられないほど調子が良く、とても良いトレーニングをしていたナット・フィリップスが出場することも明らかだった。彼はトップクラスのセンターハーフで、彼のプレーを見ることができて本当に良かった。コナー・ブラッドリーも才能があり、寛大で、とても賢い選手だ。彼のおかげでネコ(・ウィリアムズ選手)が少し高い位置でプレーできるようになった。前半、ハーヴェイ(・ブレア選手)にとっては難しかったと思う。チームとしてうまく機能せず、ストライカーにとっては悪い展開だったからだ。最初の試合だとしてもいろいろなことが起こるかもしれない。ただ、ネコが少し高い位置でプレーしてくれたおかげで新たなターゲットができ、非常に助かったね。

次のインターナショナルブレイク期間での若手選手の出場機会について

例えば、エライジャ(・ディクソン=ボナー選手)はまさにそれだ。前回のインターナショナルブレイクで、彼は信じられないほどの活躍を披露した。そのときもすでにクラブには長く在籍していたが、あまり注目はされていなかった。それが突然注目されるようになった。今夜出場した3、4分は彼にふさわしいものだ。若い選手にとって、トップチームで初めて試合に出るというのは大変なことだが、彼に出場機会を与えることができて本当に良かったと思っている。彼にチャンスを与えることができて本当に良かった。オーウェン・ベックも、コナーと同様にプレシーズンで大きな印象を残したひとりだ。彼らがチームにいてくれるのは良いことだ。問題は、インターナショナルブレイクの間、彼らの何人かはそれぞれの国の代表チームに帯同しているため、我々と一緒に練習できないということだ。とはいえ、他の選手は一緒に練習することができ、それは良いことだととらえている。