マッチレポート:レッズはアンフィールドでアトレティコに勝利し、チャンピオンズリーグベスト16に進出
リヴァプールは現地時間水曜日の夜にアンフィールドでアトレティコ・マドリードを2-0で破り、チャンピオンズリーグ決勝トーナメント進出を決めた。
13分にディオゴ・ジョッタ選手のヘディングシュートで先制すると、その8分後にはサディオ・マネ選手がボックス内でボールに合わせてゴールを決めた。
前半のうちにフェリペ選手が退場となった。ユルゲン・クロップ監督のチームは2試合を残してグループBの首位通過を確定させた。
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ファビーニョ選手が3試合ぶりに負傷から復帰し、先発メンバー入りしたほか、5人の選手が入れ替わった。
コスタス ・ツィミカス選手、ジョエル・マティプ選手、アレックス・オックスレイド=チェンバレン選手、ディオゴ・ジョッタ選手がスターティングラインナップに名を連ねた。
リヴァプール:アリソン、アレクサンダー=アーノルド、マティプ、ファンダイク、ツィミカス、ファビーニョ、ヘンダーソン、オックスレイド=チェンバレン、マネ、サラー、ジョッタ
サブ:アドリアン、ケレハー、コナテ、チアゴ、フィルミーノ、南野、ロバートソン、オリギ、フィリップス、モートン
前半
ほぼ互角の展開となった序盤だったが、右サイドから粘り強いプレーを見せたリヴァプールがアトレティコの守備を破る。
ジョーダン・ヘンダーソン選手がトレント・アレクサンダー=アーノルド選手にバックパスを出すと、この右サイドバックはペナルティーエリア内に放り込むようにダイレクトでクロスを送る。ここに構えていたのはジョッタ選手だった。ヘディングシュートを流し込み、スコアを1-0とした。
さらに同じく右サイドバックのアレクサンダー=アーノルド選手からのボールが、レッズに2点目をもたらす。
マネ選手がアトレティコのディフェンダーを振り切って中央にドリブルすると、ボールは再び右サイドへと渡る。
そこからアレクサンダー=アーノルド選手がやや距離のある位置からゴール方向へシュート性のボールを蹴り込むと、ボックス内でマネ選手が触れて軌道を変えて、ボールはネットを揺らした。
さらにオックスレイド=チェンバレン選手がミドルシュートを狙うも、わずかに枠を外れ、3点目とはならなかった。
その後、フェリペ選手がマネ選手へのファールで退場となったことで、ビジターチームにとっては最悪の状況となった。数的アドバンテージを得たホームは、モハメド・サラー選手とジョッタ選手がそれぞれゴールを狙ったが、相手GKヤン・オブラク選手の好セーブに阻まれた。
後半
後半の頭から、マネ選手に代わってロベルト・フィルミーノ選手がピッチに投入された。
後半開始からわずか3分、ジョッタ選手は自身この日2点目となるレッズの3ゴール目を決めたかに思われた。
マティプ選手の素晴らしいパスからオブラク選手を完全に上回るシュートを決めたかに見えたが、VARレビューの結果、オフサイドと判定された。
その後もリヴァプールの勢いは止まらない。サラー選手の迫力あるドリブルからのシュートはオブラク選手がセーブし、ジョッタ選手がセカンドボールを押し込もうとしたが、ここはロドリゴ・デ・ポール選手のクリアによってゴールには繋がらなかった。それで得たコーナーキックから最後はマティプ選手がシュートを放ったが、これは枠の左に外れた。
さらに、ツィミカス選手の見事なクロスにジョッタ選手が頭で合わせたが、シュートが逆サイド側のポストの外に外れた。
アトレティコは、ルイス・スアレス選手が放ったシュートがマティプに当たり、アリソン・ベッカー選手が反応できなかったために1点を返したように思われた。しかし、ここもVARによってオフサイドの判定となり、ノーゴールとなった。
アトレティコは10人になっても依然として危険なチームだった。鋭いカウンター攻撃を仕掛けるものの、最後はエクトル・エレーラ選手の力ないシュートに終わった。
リヴァプールは試合を支配しつづけたものの、追加点を奪うことはできなかった。しかし、ACミランとFCポルトの試合が引き分けに終わったため、この日の勝ち点3でグループの首位通過が決定した。