トーキングポイント:アシスト・マシン、得点の偉業、アーセナル戦で生まれた3つの記録
現地時間土曜日の夜、リヴァプールはアンフィールドでアーセナルを4-0で下し、前節の敗戦後最初の試合で見事な勝利を収めた。
インターナショナルブレイク中にウェストハム・ユナイテッド戦の黒星からの立て直しを図ったリヴァプールは、プレミアリーグ再開後の試合で攻撃的なフットボールを見せつけ、勝者にふさわしいパフォーマンスを披露した。
前半のサディオ・マネ選手のヘディングシュートを皮切りに、後半にもディオゴ・ジョッタ選手、モハメド・サラー選手、そして途中出場の南野拓実選手が素晴らしいゴールを決め、終始優位に試合を進めた。
ガナーズを相手に勝利を収めた試合から、ここでは5つのトーキングポイントをご紹介する。
躍動のリヴァプール
ユルゲン・クロップ監督サイドは、現地時間土曜日の試合で支配権を握るにはいくらか時間が必要だった。前半にもチャンスは生まれるも、GKアーロン・ラムズデール選手が大きな存在感を放っていた。
しかし、39分にマネ選手がアーセナルのGKも防げない正確なヘディングシュートを決め、ハーフタイムをリードで折り返すと、ホームの大観衆を背にしたチームはギアを上げていった。
ヌノ・タヴァレス選手のパスミスを逃さなかったジョッタ選手がベン・ホワイト選手、そしてGKラムズデール選手をもかわしてリードを2点に広げると、勢いづいたリヴァプールは、その後もチーム全体での連動からの素晴らしいゴールを2つ決めて、マージーサイドでの勝ち点3を確実なものにした。
アリソン・ベッカー選手からコスタス ・ツィミカス選手、ジョッタ選手、マネ選手、そしてサラー選手へと繋がった3点目のゴールは、わずか6タッチで生まれたものだった。その後、ジョーダン・ヘンダーソン選手、マネ選手、サラー選手、トレント・アレクサンダー=アーノルド選手とパスを繋ぎ、最後はゴール前に待ち構えていた南野選手が確実にネットを揺らした。
「非常に成熟したパフォーマンスと非常にエキサイティングなパフォーマンスを見せ、非常にエキサイティングな場面があった」と、クロップ監督はこの日、レッズと1位差で、リーグ戦では8試合無敗のチームを相手に収めた勝利を振り返った。
「非常にエキサイティングなゴール、素晴らしいカウンター攻撃、素晴らしいハイプレス、これらは本当に良かった。そして、その状況を最後までやり遂げて、素晴らしい結果になったことは間違いない」
TAA
現地時間月曜日に行われたサンマリノ戦でアシストのハットトリックを達成したアレクサンダー=アーノルド選手は、クラブに戻ってからも2つのアシストとともにリーグ戦を再開した。
アレクサンダー=アーノルド選手が右サイドから放ったフリーキックは、マネ選手の決定機に繋がり、ヘディングシュートはラムズデール選手の守るゴールに吸い込まれた。
さらに、ペナルティエリア内でサラー選手のパスを受けると、逆サイドにクロスを送り、最後は南野選手がこの日4点目となるゴールを決めた。
これで、アレクサンダー=アーノルド選手は代表とクラブの直近6試合に出場し、9アシストと1ゴールを記録したことになる。
試合後、アレクサンダー=アーノルド選手は「とてもいい感触で、自由にプレーできている」と話した。「これまでになかったポジションで、相手を苦しめることができるようになった」
「本当にうまくいっていて、これからもこの調子を維持していきたい。自分自身で期待しているレベルを維持して、残りのシーズンも続けていかなければならない」
2点、次も2点、さらに2点…
クロップ監督のチームは最近の公式戦全15試合において、最低2ゴールをマークしている。
1939年にウォルバーハンプトン・ワンダラーズが16試合連続の記録を達成して以来では、イングランドのトップリーグでこのような記録を樹立したのはレッズが初めてだ。
また、今季は18試合で53ゴールを挙げており、クロップ監督が就任して以来、かつてないペースで50得点に到達した。
リヴァプールは、アーセナルをアンフィールドに迎えると複数得点を奪う傾向にあり、土曜日の4-0という結果は、過去5シーズンのこの試合での3-1、4-0、5-1、3-1、3-1というスコアでの勝利にまたひとつ加えられることになった。
特別な節目の記録
レッズが後半戦で勝利を収めた興奮のさなか、クロップ監督が投入した途中出場の選手には3つの記念すべき個人記録が生まれていた。
ヘンダーソン選手は、サンダーランド時代のチェルシー戦でベンチ入りして以来、13年越しにクラブキャリア500試合出場を達成した。
もちろん、その大半はリヴァプールの一員として出場したもので、トータルで408試合にのぼる。
さらに、南野選手にとってはレッドブル・ザルツブルクからリヴァプールに移籍加入してから2年、この日のピッチに立ってからわずか44秒で、アンフィールドでの初ゴールを記録した。背番号18はこの日のKopスタンド側でのゴールショーを締めくくったのだった。
タキはレッズに加入してからアウェイで7度、ネットを揺らしている。
タイラー・モートン選手は、チアゴ・アルカンタラ選手に代わって、プレミアリーグでのデビューを果たした。
このアカデミー出身の選手は2021-22シーズンのカラバオカップでは、2試合に出場している。
My city, my people, my heart
アンフィールドでのキックオフ前、Kopスタンドに新しい横断幕が掲げられた。
サポーターグループ「Spion Kop 1906」が作成したこのバナーは、ジェイミー・ウェブスターのヒット曲『This Place』の歌詞をもとにした「My city, my people, my heart」というメッセージを掲げ、連帯感を表現している。
Spion Kop 1906は、「先週以降、私たちを結びつけるものは、私たちを分断するものよりも大きな存在であるということを今一度思い出すことが重要です」と投稿した。「Unity is strength. My City, My People, My Heart. (団結は力だ。私の街、私の人々、私の心。)」