現地時間水曜日の夜に開催されたチャンピオンズリーグで、リヴァプールはFCポルトを2-0で下した。ユルゲン・クロップ監督はチームのパフォーマンスに満足していると明かした。

アンフィールドでの一戦では、後半にチアゴ・アルカンタラ選手とモハメド・サラー選手のゴールが生まれ、レッズはグループBを5戦5勝とした。

52分にチアゴ選手が強烈なダイレクトでのシュートがゴールに突き刺さり、試合の均衡を破ると、サラー選手が今季17得点目となる追加点を決めて、クロップ監督の率いるチームが勝ち点3を獲得した。

クロップ監督による試合後の記者会見でのコメント要旨は以下でご覧ください。

チアゴ選手の素晴らしいゴールについて

多くを語る必要はないだろう! この試合では、もっと大きなチャンスがあったが、あの状況から得点できたのは、あれが信じられないほど素晴らしいゴールだったからだ。トレーニングでチアゴを見ている人なら、あのシュートを打てるだけのテクニックを彼が持っていることは知っているが、そんな技術をもってしても、あんな稲妻のようなシュートをいつも打てるというわけではない。正直なところ、タイミングがばっちりだった。素晴らしいゴールだ。今日は試合を通して、新しいことを何個か試したため、時には運が必要でした。相手は、特に左サイドからのカウンター攻撃から大きなチャンスを作り出していて、守るのに非常に厄介だった。我々は2点を奪い、後半はうまく試合をコントロールできた。このパフォーマンスにはとても満足しているよ。

選手の入れ替えがチームにリズムをもたらしたのかについて

まさしく、そのようなプランだった。誰が怪我から復帰したのか、誰がたくさん試合に出場しているのか、誰が休息を必要としているのかなど、いろいろなことを考えなければならなかった。この試合については、休息が必要な選手はいないと感じていた。土曜日と水曜日に試合があるというスケジュールに選手たちは慣れており、全く問題なかった。ただ、この先の試合数を考えると、全員にリズムを保ってもらう必要があったために、今夜はあのようなラインナップに決めた。誰も怪我をしなかったので、うまくいったのではないかと思う。

後半終了間際に南野拓実選手のポジションを右サイドに移した理由について

タキ(南野拓実選手)のプレーには非常に満足している。ただ、選手を投入して、試合を観察し、それから選手を少し動かしていかなければならない。その結果、タキは右ウイングになったんだ。しかし、それはあくまでも守備をするためのポジションだ。我々のシステムでは、右ウイングとして配置したわけではない。ハーフスペースでプレーしたり、ポジションを落としたりと、いろいろなことをするが、決して右ウイングというわけではない。例えば、モ(モハメド・サラー選手)が右ウイングでプレーしていても、それは右ウイングではない。あるときは右ウイング、あるときはストライカー、あるときはセンターフォワード、という感じだ。タキにはとても満足しているよ。

対戦相手にとってリヴァプールが「戦うのが非常に難しいチーム」になっていることについて

今夜の試合は負けていたかもしれない。相手に得点機を与えてしまい、それが試合を難しくしていたのは明らかだ。我々にはラッキーな瞬間もあった。しかし確かに、我々には対戦相手からすると厳しくなる瞬間がある、それは事実だ。正直なところ、我々は決定的な変化をつけたために今夜のような試合は予想していなかった。また、選手たちがすぐに冷酷なプレッシングマシンのようになるとも思っていなかっただろう。ただ、試合のなかで成長しなければならないことはわかっていたし、実際にそれができたことは嬉しいよ。

しかし、これからも多くの試合が控えており、いつも1試合だけで判断してしまう人がいる。それが今日の試合だ。土曜日のサウサンプトン戦では、相手は今日以上にプレッシングマシンだから、今夜よりも良い試合をしなければならない。しっかりと準備をして臨む必要がある。今夜の試合では、選手を休ませたり、他の選手にリズムをもたらしたり、負傷していた選手を復帰させたりすることができた。このように、今夜は良いことがたくさんあったが、今は「また自分たちはこうだ、ああだ」と言ってしまうような間違いは犯していけないと思っている。我々が何であるか、何であったかは、シーズン後にわかることだ。ただ、今は良い時期であり、それを維持するために全力を尽くすべきだね。